意味解説の読み物

meaning-book

meaning-bookは意味解説の読み物です

「高見の見物」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈

日常会話や小説などで「高みの見物」という言葉が使われることがあります。

一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。

高見の見物

Meaning-Book
「高見の見物」とは!意味や使い方!類語や例文も解釈>


目次

  • 「高みの見物」の意味
  • 「高みの見物」の表現の使い方
  • 「高みの見物」を使った例文と意味を解釈
  • 「高みの見物」の類語と解釈


「高みの見物」の意味

「高みの見物」の意味

「高みの見物」の意味は「直接関係のない人が、興味本位でものごとの成り行きを見守ること」です。

そのものごとに全く関係のない人が、当事者達が一生懸命ものごとに当たっている様子を気楽に眺めていることを言います。

特に口を出したり手伝ったりするのではなく、ただひたすら傍観して、決着が付くまで待っている時の表現です。

  • 「高みの見物」の読み方
  • 「高みの見物」の由来

「高みの見物」の読み方

「高みの見物」の読み方は「たかみのけんぶつ」になります。

「見物」「みもの」と読み間違わない様にしましょう。

「高みの見物」の由来

「高みの見物」「高み」は、周囲より高い場所」という意味です。

「高み」「み」は場所や程度を表す接尾辞であり、「高見の見物」は間違いです。

「見物」は、「催し物や観光名所などを見て楽しむこと」という意味です。

「高い場所から興味のあるものを見て楽しむ」という意味で使われ、段々と「関係のない立場の人が、ものごとの成り行きを傍観すること」という意味で使われる様になりました。



「高みの見物」の表現の使い方

「高みの見物」の表現の使い方

「高みの見物」の表現の使い方を紹介します。

  • 文法的な使い方
  • 「ワイ、高みの見物」

文法的な使い方

「高みの見物」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「高みの見物をする・した」になります。

傍観する様子の例えとして幅広く使われます。

  • 文法的な使い方
  • 「ワイ、高みの見物」

「ワイ、高みの見物」

2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では「ワイ、高みの見物」という投稿があります。

「ワイ」「自分のこと」であり、人を見下す表現です。

トラブルにあって困っている人をネタにする時に使われます。

「高みの見物」を使った例文と意味を解釈

「高みの見物」を使った例文と意味を解釈

「高みの見物」を使った例文と意味を解釈します。

  • 「高みの見物」を使った例文1

「高みの見物」を使った例文1

「トラブルに巻き込まれたくないので高みの見物を決め込んだ」

すぐ側でトラブルが起きて皆がバタバタと対応に追われていましたが、面倒くさいと思い、知らんぷりして遠目で眺めていたことを表しています。



「高みの見物」の類語と解釈

「高みの見物」の類語と解釈

「本番でガチガチに緊張している人達がいたが、こちらは高みの見物をしていた」

何かの発表会で緊張している人達が多かったのですが、自分達は全く関係がなく単なる観客として楽しんでいたことを表しています。

  • 「対岸の火事」【たいがんのかじ】
  • 「山門から喧嘩見る」【さんもんからけんかみる】

「対岸の火事」【たいがんのかじ】

「他人にとって重要なことであっても、自分いとっては関係ないこと」という意味です。

「山門から喧嘩見る」【さんもんからけんかみる】

「ものごとと全く関係のない安全な場所で、悠々とことのなりゆきを見物すること」という意味です。

icon まとめ

「高みの見物」「直接関係のない人が、興味本位でものごとの成り行きを見守ること」という意味です。

他人事だと思ってリラックスして傍観している時に使いましょう。