「帳消し」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「帳消し」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「帳消し」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「帳消し」の意味
- 「帳消し」の表現の使い方
- 「帳消し」を使った例文と意味を解釈
- 「帳消し」の類語や類義語
「帳消し」の意味
「帳消し」とは勘定が済み、帳面の記事を消すという意味と、貸借関係をなくすこと、互いの損得をないことにすることという意味と、差し引き、残りがなくなること、相殺して価値や意味がなくなるといった意味があります。
- 「帳消し」の読み方
「帳消し」の読み方
「帳消し」の読み方は、「ちょうけし」になります。
「帳消し」の表現の使い方
「帳消し」の表現の使い方を紹介します。
「帳消し」という言葉には大きく分けて三つの意味合いがあります。
まず一つめは、勘定が済み帳面の記事を消すという意味です。
これは「帳消し」という漢字、その通りであることがわかるかと思います。
次に二つめは、貸借関係をなくしたり、義務、報酬などを済ませてお互いの損得をないようにすることという意味です。
例えば「昨日のお昼を奢ってくれたから、今日のお茶代は私が出す、それで帳消しにして」と言えば、貸借関係がなくなる、お互いの損得がないことになります。
最後に差し引いて残りがなくなるという意味ですが、これは相殺して価値や意味がないものとなることです。
「昨日の成功も、今日の失敗で帳消しだ」と言えば、差し引きゼロという意味合いになります。
「帳消し」がどの意味合いなのかは前後にある言葉で判断するようにしましょう。
「帳消し」を使った例文と意味を解釈
「帳消し」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「帳消し」を使った例文1
- 「帳消し」を使った例文2
「帳消し」を使った例文1
「今日ちょっと手伝ったからと言って、これまでのことを帳消しにはできないぞ」
義務、報酬などを済ませることでお互いの損得をなしにするということを「帳消し」と言います。
しかし例文では、今日の手伝い分ぐらいでは貸しはなくならないと言っているのです。
つまり、相手側がもっと何か返すような言動をとらなければ、こちら側が損をするという意味になります。
「帳消し」を使った例文2
「今、問題を起こせば、これまでの努力は全て帳消しになる」
「帳消し」とは相殺されて、価値、意味がなくなるという意味があります。
例文の場合は、いくらこれまで頑張ってきたとしても、今問題が起こればそれらは無駄となり、意味がないことになると言っているのです。
「帳消し」の類語や類義語
「帳消し」の類語や類義語を紹介します。
- 「清算する」【せいさんする】
- 「水に流す」【みずにながす】
「清算する」【せいさんする】
「清算する」とは取引関係がある間同士で、結末をつけること、お金の貸し借りなど計算をして支払いを済ませることという意味があります。
「お願いごとをする前に、まずは今ある借金を清算するのが先だろう」「早く、清算してこの件から離れたい」などと使います。
「水に流す」【みずにながす】
「水に流す」とは過去のいきさつなど、全てを無かったことにして咎めないことを言います。
「この件だけは、水に流すことはできない」「今までのことは、今日できっぱり水に流すつもりだ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「帳消し」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。