「細やか」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「細やか」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「細やか」の意味
- 「細やか」の表現の使い方
- 「細やか」を使った例文と意味を解釈
- 「細やか」の類語や類義語
「細やか」の意味
「細やか」は、読み方により意味が変わって来ます。
「こまやか」と読む場合には、「心がこもっていて愛情が感じられる様子」「奥深い趣がある様子」「ごく小さい様子」「繊細で美しい様子」「精密な様子」の5つの意味があります。
「ささやか」と読む場合には、「規模が小さく目立たない様子」「(謙遜の意味で)取るに足りない様子」「身体が小さい様子」という3つの意味があります。
「ほそやか」と読む場合には「ほっそりしている様子」「声が小さく弱い様子」という2つの意味があります。
- 「細やか」の読み方
- 「細やか」を更に解釈
「細やか」の読み方
「細やか」の読み方は、「こまやか」「ささやか」「ほそやか」になります。
3つとも同じ「細やか」と書き、それでいて全て読み方と意味が違います。
前後の意味をよく理解しながら使い分けましょう。
「細やか」を更に解釈
「細やか」は、形容詞「細い(こまい・ほそい)」の語幹に「いかにもその様な」「その様な感じがする」という意味の接尾辞「やか」が付いた言葉です。
「こまい」の意味は「形や量、数などが小さい」「お金にけち」という意味です。
「ほそい」の意味は「周囲が小さい」「やせている」「勢いが弱い」「気や声が小さい」「規模が小さい」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「小さな部分までこだわる」「非常に小さい様子」「やせている」という意味で使われる様になりました。
「細やか」の表現の使い方
「細やか」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスで使う場合
文法的な使い方
「細やか」は形容動詞であり、文末に使う時には「細やかだ・である」になります。
形容詞として使う時には「細やかな〇〇」になり、副詞として使う時には「細やかに」になります。
ビジネスで使う場合
ビジネスで使う場合には「ささやか」として使われることが多くなります。
自分の行為を謙遜した表現で、「細やかながらお力になれれば」「細やかですがお受け取り下さい」などになります。
「細やか」を使った例文と意味を解釈
「細やか」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「細やか」を使った例文1
- 「細やか」を使った例文2
「細やか」を使った例文1
「彼女は細やかな気配りができる女性だ」
周囲の雰囲気が読めて、人に対して色々と気遣いができる女性であると言っています。
「細やか」を使った例文2
「細やかながらお祝いの料理を準備したよ」
家族や恋人が面接に受かったり昇進したりなどの良いことがあった時に、手料理を作って待っている時の言葉です。
「細やか」の類語や類義語
「細やか」の類語や類義語を紹介します。
- 「至れり尽くせり」【いたれりつくせり】
- 「ほんの気持ち」【ほんのきもち】
「至れり尽くせり」【いたれりつくせり】
「あらゆる気配りや配慮が行き届いていて、申し分ないこと」という意味で、「こまやか」と読む時の類語です。
「ほんの気持ち」【ほんのきもち】
「人に贈り物などをする時に『ちょっとしたもの』と謙遜する時の表現」で、「ささやか」と読む時の類語です。
「細やか」は読み方によりそれぞれ違った意味があります。
その時のシーンに応じて使い分ける様にしましょう。