「御託を並べる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「御託を並べる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「御託を並べる」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「御託を並べる」の意味
- 「御託を並べる」の表現の使い方
- 「御託を並べる」を使った例文と意味を解釈
- 「御託を並べる」の類語や類義語
「御託を並べる」の意味
「御託を並べる」とは自分勝手なことを長々と言う言葉、また自分に都合のいい偉そうな言葉のことを言います。
- 「御託を並べる」の読み方
「御託を並べる」の読み方
「御託を並べる」の読み方は、「ごたくをならべる」になります。
「御託を並べる」の表現の使い方
「御託を並べる」を使った表現を紹介します。
「御託を並べる」の「御託」とは「御託宣」という言葉の略になります。
意味は、神様のお告げということになるのですが、人の言葉、意見、言い分などを皮肉や冗談めかして言う言葉でもあります。
そのようなことから「御託を並べる」という言葉は、神のお告げ、つまり、ありがたい言葉を並べるという意味となるのですが、実際に使われるのは、くどくど言う言葉、自分勝手な物言いに対して皮肉であったり、迷惑だというニュアンスを込めています。
いい意味ではなく悪い意味で使われる言葉であると覚えておいても差し支えないでしょう。
「御託を並べるより、早く仕事しろ」「そんな御託を並べても、誰も信用しない」「またつまらない御託を並べている」などと使います。
「御託を並べる」を使った例文と意味を解釈
「御託を並べる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「御託を並べる」を使った例文1
- 「御託を並べる」を使った例文2
「御託を並べる」を使った例文1
「もっと簡単な説明にすればいいのに、彼は相変わらず得意気に御託を並べている」
もったいぶって、長々と話したり、偉そうな言葉のことを「御託を並べる」と表現します。
聞いている方は話が長いと、うんざりすることも多いのです。
その為、例文はもっと簡単な説明にすればいいのにと言っているわけです。
「御託を並べる」を使った例文2
「行動が伴っていないのだから、いくら御託を並べても、誰も君のことなど信用しない」
自分勝手な言い分を長々と話したり、もったいつけて偉そうなことを言ったりすることを「御託を並べる」と言います。
しかしこのようなふるまいを日常的にしますと、口先だけという風に悪く思われることも多くなるでしょう。
例文のように、誰からも信用されないという事態を招いてしまう可能性があります。
「御託を並べる」の類語や類義語
「御託を並べる」の類語や類義語を紹介します。
- 「長広舌をふるう」【ちょうこうぜつをふるう】
- 「講釈をたれる」【こうしゃくをたれる】
「長広舌をふるう」【ちょうこうぜつをふるう】
「長広舌をふるう」とは長々と、話をすることを言います。
「父は、来客に得意気に長広舌をふるうのだった」という風に使います。
「講釈をたれる」【こうしゃくをたれる】
「講釈をたれる」とは、物事について、もったいぶって説明をすることを言います。
「講釈をたれるのはいいから、早く仕事にとりかかってくれ」「彼は仕事より講釈をたれる時間の方が長い」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「御託を並べる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。