「砕けた調子」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や日常会話で「砕けた調子」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「砕けた調子」の意味
- 「砕けた調子」の表現の使い方
- 「砕けた調子」を使った例文と意味を解釈
- 「砕けた調子」の類語や類義語
「砕けた調子」の意味
「砕けた調子」の意味は以下の2つです。
1つ目は「気兼ねなく親しみやすい雰囲気のこと」という意味で、気心が知れた相手と会った時の表情や仕草などの様子を表します。
2つ目は「正式な言い方ではなくカジュアルな言い方のこと」という意味で、敬語や「ですます」を使わなかったり、俗語を使ったりして、解かり易く話すことを言います。
- 「砕けた調子」の読み方
- 「砕けた調子」を分解して解釈
「砕けた調子」の読み方
「砕けた調子」の読み方は、「くだけたちょうし」になります。
特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。
「砕けた調子」を分解して解釈
「砕けた調子」は「砕けた+調子」で成り立っています。
「砕けた」は動詞「砕ける」の連用形「砕け」に、過去・完了・存続・確認の助動詞「た」が付いた形です。
意味は「かたい物やかたまりが、衝撃などによりバラバラになる」「気持ちや勢いが失せる」「堅苦しさがなくなり打ち解ける」「話や文章などが分り易い」という意味があります。
「調子」は「音の高低や速さの具合」「文章や言い回しなど言葉の表現の具合」「動作やものごとの進み具合」「そのものの状態」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「堅苦しくなく打ち解けた動作」「分り易い言い回しや文章」という意味で使われています。
「砕けた調子」の表現の使い方
「砕けた調子」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 人の言動に対して使われる
文法的な使い方
「砕けた調子」は形容動詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「砕けた調子だ・である」になります。
副詞として使う時には「砕けた調子で」になります。
人の言動に対して使われる
「砕けた調子」は、人の態度や言動に対して使われる言葉です。
「調子」が付きますが音楽用語ではありません。
「砕けた調子」を使った例文と意味を解釈
「砕けた調子」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「砕けた調子」を使った例文1
- 「砕けた調子」を使った例文2
「砕けた調子」を使った例文1
「彼は普段とは違い、砕けた調子で話した」
いつも堅苦しい言葉遣いをしている人が、プライベートの場で気さくに話をしていたことを表しています。
「砕けた調子」を使った例文2
「難しい内容を砕けた調子で説明してくれて助かった」
難しい内容のことを、スラングやユーモアを交えて説明してくれたので、退屈しないで済んだことを表しています。
「砕けた調子」の類語や類義語
「砕けた調子」の類語や類義語を紹介します。
- 「ざっくばらん」【ざっくばらん】
- 「気の置けない」【きのおけない】
「ざっくばらん」【ざっくばらん】
「もったいぶらずに素直に気持ちを表すこと」という意味です。
「気の置けない」【きのおけない】
「気を使ったり気兼ねしたりせずに済むほど親しい関係のこと」という意味です。
「砕けた調子」は「気兼ねなく親しみやすい雰囲気のこと」「正式な言い方ではなくカジュアルな言い方のこと」という意味があります。
相手がいつもとは違う気安い雰囲気である時に使いましょう。