「気の短い」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「気の短い」の意味

「気の短い」の意味は以下の2つです。

1つ目は「ものごとのタイミングを待ち切れないこと」という意味で、待つべき時に待っていられず、イライラしたり人に催促したり、自分から無駄な行動を取ったりする性格のことを言います。

2つ目は「すぐに怒り易い性格のこと」という意味で、普通の人ならば我慢できるちょっとしたことに対して怒りを感じて、言動に表れることを言います。

• 「気の短い」の読み方
• 「気の短い」を分解して解釈

「気の短い」の読み方

「気の短い」の読み方は、「きのみじかい」になります。

特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。

「気の短い」を分解して解釈

「気の短い」は「気+の(助動詞)+短い」で成り立っています。

「気」は「息・呼吸」という意味の他に「意識」「ものごとに対する心の動き」「精神的なもの」「気分・気持ち」「ものごとへの興味・関心」という複数の意味があります。

「短い」は「両端までの距離が小さい」「時間的な間隔が小さい」「落ち着きがない」という意味があります。

これらの意味が組み合わさり「ものごとに対する心の動きの頂点までが短い」という意味から転じて「怒りっぽい」「待ちきれない」という意味で使われています。

「気の短い」の表現の使い方

「気の短い」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• 良い意味ではない

文法的な使い方

「気の短い」は「気が短い」とも言われることがあり、どちらも同じ意味です。

ただし、「気の短い」の場合、「気の短い〇〇」と名詞にかかる形容詞として使われることが多くなります。

良い意味ではない

ビジネスで「気の短い人」は協調性がなく、周囲の人とうまくいかないというイメージがあります。

面接で自己PRとして使うと不利になることがあるので注意しましょう。

「気の短い」を使った例文と意味を解釈

「気の短い」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「気の短い」を使った例文1
• 「気の短い」を使った例文2

「気の短い」を使った例文1

「気の短い先輩がエスカレーターを駆け上って行った」

いつもせかせかと忙しそうに動き回っていてものごとを待てない性格の先輩が、エスカレータを勢いよく駆け上って行ったことを表しています。

「気の短い」を使った例文2

「居酒屋で気の短いお客同士がケンカを始めた」

居酒屋で些細なことから口論になり、お互い怒りっぽい性格から大ゲンカになったことを表しています。

「気の短い」の類語や類義語

「気の短い」の類語や類義語を紹介します。

• 「血の気が多い」【ちのけがおおい】
• 「キレ易い」【きれやすい】

「血の気が多い」【ちのけがおおい】

「ものごとに影響されて興奮したりすぐに怒る性格のこと」という意味です。

「キレ易い」【きれやすい】

「怒りっぽくて荒々しい態度を取ること」という意味です。