「流行り廃り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「流行り廃り」は、世間や流行などによって起こるものだと考えていいでしょう。
目次
- 「流行り廃り」の意味とは?
- 「流行り廃り」の表現の使い方
- 「流行り廃り」を使った例文と意味を解釈
- 「流行り廃り」の類語や類義語
「流行り廃り」の意味とは?
「流行り廃り」とは、流行ることや廃れること、またはその繰り返しという意味になる言葉ですが、実際に使われる(使われた)際にはもう少し広い意味だと考えた方がいいでしょう。
例として、「流行り廃れに影響されない商品の開発が求められる」と使った場合、「何かの影響によって流行ったり廃れることが極力ない商品の~」と解釈することができます。
つまり、単に「流行ることや廃れること」という意味で捉えるのではなく、常に一定の評価という訳ではない対象に、それ(流行りや廃れ)がある、ないといった使われ方になることが多い言葉です。
- 「流行り廃り」の読み方
「流行り廃り」の読み方
「流行り廃り」の読み方は、「はやりすたり」になります。
特にそう付け加えなくても、この言葉だけで先のように「何かの影響によって」というニュアンスが含まれていると考えていいでしょう。
「流行り廃り」の表現の使い方
「流行り廃り」の表現の使い方を紹介します。
「○○は流行り廃りがあるからねぇ」のように使われることが多い言葉で、上で説明したように、基本的に常に一定の評価ではないものに対して使われる言葉です。
よって、世間の評判だったり、時の流行がそれなりに評価に影響するようなものが対象になると考えてください。
例えば、特定のおもちゃだったり、少し変わった料理などが挙げられます。
「流行り廃り」を使った例文と意味を解釈
「流行り廃れ」を使った例文と、その意味の解釈です。
商売ではあまりこれがないものを対象にするのが「堅い」と言えるかも知れません。
- 「流行り廃り」を使った例文1
- 「流行り廃り」を使った例文2
「流行り廃り」を使った例文1
「タピオカは今は流行っているものの、このようなものはどうしても流行り廃りがあると思う」
具体的に「タピオカ」と挙げましたが、この手のいわゆる「流行りものは」は、流行り廃りがある一番の対象だと言わざるを得ません。
過去にも「ティラミス」や「パンナコッタ」などといったスイーツ類が現在のタピオカ並に流行ったことがありましたが、今ではあまり見掛けなくなったことからも分かるというものです。
「流行り廃り」を使った例文2
「流行り廃りに影響されない日用品の販売は、とても堅い商売だ」
日用品と呼ばれる商品(特に消耗品類)には、この流行り廃りはほとんどありません。
その為、商売にするならそのような対象が堅いと言えるのは間違いありませんが、その代わりに流行りもののように一時的な流行から大儲けできるということも無さそうです。
「流行り廃り」の類語や類義語
「流行り廃り」の類語や類義語を紹介します。
多少表現が重くなりますが、意味としては一緒の言葉です。
- 「栄枯盛衰」【えいこせいすい】
「栄枯盛衰」【えいこせいすい】
栄えることと衰えることという意味で、「流行り廃り」と同様に、何かの影響によってそれがあることの表現だと解釈していいでしょう。
意味として似通っていますが、こちらは一時的な流行りものなどに用いる表現ではなく、「武家の栄枯盛衰は世の習いだ」といったように、比較的大きな対象に使われます。
「流行り廃り」は何事にもある程度はつきものだと言えますが、あまりそういったことがない(世間や流行などに左右されない)対象というものも無い訳ではありません。