「力添え」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「力添え」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「力添え」の意味
- 「力添え」の表現の使い方
- 「力添え」を使った例文と意味を解釈
- 「力添え」の類語や類義語
「力添え」の意味
「力添え」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「他人の仕事を手助けすること」という意味で、困っている人に対して人手を回したり、必要な器具備品を貸し出したりして作業がスムーズにはかどる様に協力することを言います。
2つ目は、「他人の活動に賛同して援助すること」という意味で、主に資金面で協力したり、力や権威を使って周囲に働きかけて目的が達成し易い環境づくりをすることを言います。
- 「力添え」の読み方
- 「力添え」の言葉の成り立ち
「力添え」の読み方
「力添え」の読み方は、「ちからぞえ」になります。
「添え」は「そえ」ではなく「ぞえ」と読むので注意しましょう。
「力添え」の言葉の成り立ち
「力添え」は「力+添え」で成り立っています。
「力」は「人や動物が自ら動く為の働き」という意味の他に、「行動を起こす時に助けになるもの」「効力」「影響力・権力」「財力」等の意味があり、「力添え」の場合はこれらの意味で解釈します。
「添え」は「主となるものに加えたり足したりする」「付き従うこと」という意味があります。
これらの言葉場組み合わさり、「手助けや権力、財力などを加えてくれる」という意味で使われています。
「力添え」の表現の使い方
「力添え」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- ビジネスで使う場合
文法的な使い方
「力添え」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「力添えする・した」になります。
「添う」は動詞ですが、「力添う」という使い方はしません。
ビジネスで使う場合
「力添え」はビジネスで「お力添え」としてよく使われます。
「お力添え」とは、「相手に協力や支援をして貰うこと」で、尊敬の意を表し「お」が付きます。
「是非お力添えお願い申し上げます」は、相手に協力や支援をお願いする時に使われる定型文です。
「力添え」を使った例文と意味を解釈
「力添え」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「力添え」を使った例文1
- 「力添え」を使った例文2
「力添え」を使った例文1
「部長の力添えで昇進できた」
社長や人事部に対して部長が強く推薦してくれたお蔭で昇進できたことを表しています。
「力添え」を使った例文2
「スムーズにお取引が出来る様に、是非お力添えお願い申し上げます」
こちらからのオファーに対して賛同して、周囲を説得して貰える様に、権力のある人にお願いしています。
「力添え」の類語や類義語
「力添え」の類語や類義語を紹介します。
- 「助力」【じょりょく】
- 「手を差し伸べる」【てをさしのべる】
「助力」【じょりょく】
「人の仕事や活動に賛同して力を貸すこと」という意味です。
「手を差し伸べる」【てをさしのべる】
「困っている相手に何かしらの力を貸して助けること」という意味です。
「力添え」は「他人の仕事を手助けすること」「他人の活動に賛同して援助すること」という意味があります。
自分よりも目上の人や、権力を持っている人に対して使いましょう。