「不変」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「不変」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「不変」の意味
- 「不変」の表現の使い方
- 「不変」を使った例文と意味を解釈
- 「不変」の類語や類義語
「不変」の意味
「不変」の意味は、「いつまでも変わらないこと」です。
人や物、習慣などが、最初に見たり経験した頃のまま、ずっと同じ状態であることを言います。
形があるものは経年劣化により少しずつ変化していくものですが、性質的に変わらないことや努力により変わらないことも含めてずっと同じ状態を維持している時の表現です。
- 「不変」の読み方
- 「不変」の言葉の成り立ち
- 「不変」と「普遍」の違い
「不変」の読み方
「不変」の読み方は、「ふへん」になります。
「ぶへん」と読み間違わない様にしましょう。
「不変」の言葉の成り立ち
「不変」の「不」は、名詞また形容動詞に付いて、「~でない、~しない」「~がない」「~が悪い、~が良くない」という意味になります。
「変」は「かわる」とも読み、「ものごとが移りかわること」「不測の事態が起きること」「普通と違っている様子」「思いもよらない様子」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「ものごとが移りかわらない」という意味で使われています。
「不変」と「普遍」の違い
「不変」と同じ読み方をする言葉に「普遍」がありますが、この2つは全く意味が違います。
「不変」は「昔の状態がそのままずっと続くこと」という意味です。
「普遍」は、「広く一般に当てはまる」という意味で、ものごとに対する考え方や理論が、広く一般的に当てはまるものである時に使われます。
「普遍的」はビジネスでもよく使われる言葉ですので、覚えておきましょう。
「不変」の表現の使い方
「不変」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 目に見えないものにも使われる
文法的な使い方
「不変」は名詞ですので、文末に使う時には形容動詞として「不変だ・である」になります。
形容詞として「不変の〇〇」と使われたり、副詞として「的」を付けて「不変的に」と使われることもあります。
目に見えないものにも使われる
「不変」は目に見える物が変化しないことだけではなく、目に見えない物に対しても使われます。
人との関係や恋愛感情、エネルギーや性格など、抽象的なことに対しても使える言葉です。
「不変」を使った例文と意味を解釈
「不変」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「不変」を使った例文1
- 「不変」を使った例文2
「不変」を使った例文1
「開発が進んでもこの一帯は不変の状態が続いている」
土地の開発が進んでいく中で、昔から全く変わらない地域があることを表しています。
「不変」を使った例文2
「不変の愛などある筈がないと思う」
永遠に変わらない愛情などない、と言っています。
「不変」の類語や類義語
「不変」の類語や類義語を紹介します。
- 「一貫」【いっかん】
- 「永続」【えいぞく】
「一貫」【いっかん】
「最初から最後まで方針や態度を変えずに通すこと」という意味です。
「永続」【えいぞく】
「有る状態のままずっと長らえていること」という意味です。
「不変」は「いつまでも変わらないこと」という意味です。
ビジネスなど少し硬いシーンで使ってみましょう。