「隙を見せる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説で「隙を見せる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「隙を見せる」の意味
- 「隙を見せる」の表現の使い方
- 「隙を見せる」を使った例文と意味を解釈
- 「隙を見せる」の類語や類義語
「隙を見せる」の意味
「隙を見せる」の意味は、以下の2つです。
1つ目は「弱点を相手に知らせて警戒心を解くこと」という意味で、自分は相手より弱い、簡単に負かせられると思わせることを言います。
2つ目は「異性に対してアプローチされ易い様にふるまうこと」という意味で、お目当ての異性から話しかけられたり、食事に誘って貰う為に、計算づくで恋人がいないことや暇なことを強調する行為を言います。
- 「隙を見せる」の読み方
- 「隙を見せる」を分解して解釈
「隙を見せる」の読み方
「隙を見せる」の読み方は、「すきをみせる」になります。
「隙」は「ひま」とも読みますが、「見せる」が付く時には「すき」と読みます。
「隙を見せる」を分解して解釈
「隙を見せる」は「隙+を(助詞)+見せる」で成り立っています。
「隙」とは「物と物の間」「連続しているものごとの合間」「気の緩み」「付け入る機会」という意味があります。
「見せる」は「相手に見える様にする」「表情や行動に表して相手に分らせること」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「気が緩んだ状態を相手に見える様にする」「付け入る機会を自らの言動で相手に分らせる」という意味で使われています。
「隙を見せる」の表現の使い方
「隙を見せる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自然に相手に分ってしまう時に使う
文法的な使い方
「隙を見せる」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「隙を見せて」になります。
自然に相手に分ってしまう時に使う
「隙を見せる」は、自分から「弱点があること」「付け入るチャンスがあること」を、相手に知らせてしまう時に使えます。
例え自分でそのつもりがなくても、自然に相手に分ってしまう時の表現です。
「隙を見せる」を使った例文と意味を解釈
「隙を見せる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「隙を見せる」を使った例文1
- 「隙を見せる」を使った例文2
「隙を見せる」を使った例文1
「ライバルに隙を見せて安心させて、当日びっくりさせたい」
プレゼンや会議で、ライバルには「自信がない」など弱気を見せて安心させておき、当日堂々とパフォーマンスするつもりであることを表しています。
「隙を見せる」を使った例文2
「適度に隙を見せた方が口説かれ易い」
女性は完璧にふるまうよりも、お酒に酔った表情を見せたり、誘いに乗り易いなど、男性から見て付け入る機会が多い方がモテると言っています。
「隙を見せる」の類語や類義語
「隙を見せる」の類語や類義語を紹介します。
- 「気を抜かせる」【きをぬかせる】
- 「油断させる」【ゆだんさせる】
「気を抜かせる」【きをぬかせる】
「緊張をほぐして息抜きをさせること」という意味です。
「油断させる」【ゆだんさせる】
「警戒心をなくして気を緩めさせること」という意味です。
「隙を見せる」は「弱点を相手に知らせて警戒心を解くこと」「異性に対してアプローチされ易い様にふるまうこと」という意味があります。
上手に相手を油断させて駆け引きしている人に対して使いましょう。