「恵比須顔」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「恵比須顔」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「恵比須顔」の意味
- 「恵比須顔」の表現の使い方
- 「恵比須顔」を使った例文と意味を解釈
- 「恵比須顔」の類語や類義語
「恵比須顔」の意味
「恵比須顔」の意味は、「嬉しそうににこにこと笑顔を浮かべていること」です。
普段から愛想が良い人や、何か嬉しいことがあったりして、笑顔を浮かべた状態になっていて、接した方も気持ち良くなる人のことを言います。
ビジネスや人付き合いで無理に浮かべる笑顔は口元だけで笑おうとするので、その他の顔の筋肉がこわばり「目が笑っていない」状態になるのですが、「恵比須顔」の場合は眉や目、口元や頬など、顔全体で柔らかな笑顔を浮かべている時の表現です。
- 「恵比須顔」の読み方
- 「恵比須」とは
「恵比須顔」の読み方
「恵比須顔」の読み方は、「えびすがお」になります。
日本古来の神様の名前ですが、漢字が難しい為に「えびす顔」「エビス顔」と表記されることもあります。
「恵比須」とは
「恵比須」とは、「恵比須」「恵比寿」「恵美須」とも書き、日本古来から祀られている七福神の一人です。
元々漁業の守護神でしたが、後に農業の神様にもなり、更に商売繁盛の神様となり、あらゆる福徳があるとして台所や茶の間に祀る家庭も多くあります。
見た目はふくよかで、釣竿を持ち鯛を抱えてにこやかにほほ笑んでいます。
このご利益と笑顔から縁起の良い笑顔に対して「恵比須顔」と言われているのです。
「恵比須顔」の表現の使い方
「恵比須顔」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 女性には使わない方がいい
文法的な使い方
「恵比須顔」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「恵比須顔だ・である」になります。
人の表情を表す言葉ですので、特に説明する言葉がなくても通じます。
女性には使わない方がいい
「恵比須顔」は基本的に「縁起の良い笑顔」のことを言います。
但し、恵比須様自体がふくよかで丸い顔をしている為に、女性に対して使うと気を悪くされてしまうこともあるので注意しましょう。
「恵比須顔」を使った例文と意味を解釈
「恵比須顔」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「恵比須顔」を使った例文1
- 「恵比須顔」を使った例文2
「恵比須顔」を使った例文1
「彼はいつでも恵比須顔のせいか営業も順調らしい」
いつでもにこにこと朗らかな笑みを浮かべているので、相手が幸せな気持ちになるのか営業成績が良いことを表しています。
「恵比須顔」を使った例文2
「彼はプロポーズに成功して朝から恵比須顔だ」
彼女にプロポーズをしたところ見事にOKを貰えて、嬉しくて仕方がなく朝からずっとにこにこしている様子を表しています。
「恵比須顔」の類語や類義語
「恵比須顔」の類語や類義語を紹介します。
- 「満面の笑み」【まんめんのえみ】
- 「こぼれる様な笑み」【こぼれるようなえみ】
「満面の笑み」【まんめんのえみ】
「心の底から満足して、目や口元だけではなく顔全体で作る笑みのこと」という意味です。
「こぼれる様な笑み」【こぼれるようなえみ】
「顔全体で柔らかな笑みを浮かべている様子」という意味です。
「恵比須顔」は「嬉しそうににこにこと笑顔を浮かべていること」という意味です。
こちらまで嬉しくなる様な良い笑顔を浮かべている人に使いましょう。