「帰宅部」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
中学や高校で「帰宅部」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「帰宅部」の意味
- 「帰宅部」の表現の使い方
- 「帰宅部」を使った例文と意味を解釈
- 「帰宅部」の類語や類義語
「帰宅部」の意味
「帰宅部」の意味は、「学校で部活動が必修化されていない場合、生徒がどの部活にも所属しないこと」です。
多くの中学校や高校では、部活度を推奨していて、何らかの部活に所属していると内申書が良くなるなどのメリットがあります。
部活動には必修と課外との2種類があり、必修は授業時間内に枠を設けて生徒全員が部活をする時間にあてるのですが、課外活動は放課後任意で加入するというところが多くなります。
この課外活動に所属せずに、毎日放課後になったら自宅に帰る生徒のことを、他の「〇〇部」に習って「帰宅部」と読んでいるのです。
- 「帰宅部」の読み方
- 「帰宅部」の言葉の成り立ち
「帰宅部」の読み方
「帰宅部」の読み方は、「きたくぶ」になります。
スラングですのでこのまま覚えましょう。
「帰宅部」の言葉の成り立ち
「帰宅部」は「帰宅+部」で成り立っています。
「帰宅」の「帰」は「かえる」とも読み、「もどる」「行きつく」「収まる」という意味があり、「宅」は「住居」「我が家」という意味です。
「部」は「会社や学校などで、スポーツや文化の同行者が作る団体」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「自分の家に帰るグループの一員」という意味で使われています。
「帰宅部」の表現の使い方
「帰宅部」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 本当の部活ではない
文法的な使い方
「帰宅部」は名詞ですので、文末に使う時には助動詞を補って「帰宅部だ・である」になります。
スラングとして「帰宅部する」と使われることもあります。
本当の部活ではない
「帰宅部」は「どの部活にも入らず放課後に直帰する生徒」という意味で、本当にその様な部活はありません。
真っ直ぐ帰宅することへの皮肉として「部」を付けているのです。
「帰宅部」を使った例文と意味を解釈
「帰宅部」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「帰宅部」を使った例文1
- 「帰宅部」を使った例文2
「帰宅部」を使った例文1
「彼は帰宅部なのにやたらと足が速い」
部活に入っていないのにもかかわらず、足が速くて運動会などでスポーツ部の生徒に大差をつけて勝利していることを表します。
「帰宅部」を使った例文2
「彼はクラブチームに入っているので帰宅部だ」
地域のクラブチームに所属している為に、学校の部活には入らない人がいることを表しています。
「帰宅部」の類語や類義語
「帰宅部」の類語や類義語を紹介します。
- 「幽霊部員」【ゆうれいぶいん】
- 「無所属」【むしょぞく】
「幽霊部員」【ゆうれいぶいん】
「部活に所属しているけれども名前のみで、全く活動日に参加せずに家に帰る人のこと」という意味です。
「無所属」【むしょぞく】
「どの組織や団体にも所属していない人」という意味で、部活だけではなく選挙の時にも使われます。
「帰宅部」とは「学校で部活動が必修化されていない場合、生徒がどの部活にも所属しないこと」という意味です。
授業が終わったら帰宅する生徒に対して使いましょう。