「騒然たる」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「騒然たる」の意味

「騒然たる」という表現は、「ざわざわ・がやがやとしていて騒がしい様子や状況」のことを意味しています。

「騒然たる」というのは、「大勢の人たちが集まって話したり騒いだり(暴れたり)して、うるさくてやかましいさま」を意味している表現です。

「騒然たる」という言葉は、タリ活用の形容動詞「騒然たり」の連体形になります。

• 「騒然たる」の読み方

「騒然たる」の読み方

「騒然たる」の読み方は、「そうぜんたる」になります。

「騒然たる」の表現の使い方

「騒然たる」の表現の使い方を紹介します。

「騒然たる」の表現の使い方は、「都市部や大勢の人が集まっている場所で、ざわざわ・がやがやとしていて騒がしい時」に使うという使い方になります。

例えば、「繁華街でひったくりの傷害事件が起こって、辺りは騒然たる雰囲気になっていました」といった文章で使うことができます。

「騒然たる」を使った例文と意味を解釈

「騒然たる」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「騒然たる」を使った例文1
• 「騒然たる」を使った例文2

「騒然たる」を使った例文1

「政府に対する反対デモが大規模で過激なものになってきて、議会の周辺は騒然たる状況になっています」

この「騒然たる」を使った例文は、「騒然たる」の表現を、「議会の周辺はがやがやとして騒がしい状況になっています」という意味合いで使っています。

「騒然たる」を使った例文2

「大勢の生徒たちが体育館に集まっておしゃべりしているので、騒然たる雰囲気になっています」

この「騒然たる」を使った例文は、「(大勢の生徒たちのおしゃべりの声で)体育館が騒がしくてうるさい雰囲気になっています」という意味を持つ文脈で、「騒然たる」という表現を使用しています。

「騒然たる」の類語や類義語

「騒然たる」の類語や類義語を紹介します。

• 「騒がしい」【さわがしい】
• 「囂々たる」【ごうごうたる】

「騒がしい」【さわがしい】

「騒然たる」という表現は、「大勢の人たちがいるために、がやがやとしていて騒がしいさま」を意味しています。

その意味合いから、「騒然たる」とほとんど同じような意味を持つ類語(シソーラス)として、「騒がしい」の表現を紹介することができます。

「囂々たる」【ごうごうたる】

「囂々たる」という表現は、「複数の人たちが口々に大声で言いたいことを言い立てていて、うるさいさま」を意味しています。

この意味から、「ざわざわ・がやがやとしていてうるさいさま」を示す「騒然たる」とよく似た意味を持っている類義語として、「囂々たる」の表現を指摘できます。