「国を挙げての取り組み」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ネットニュースなどで「国を挙げての取り組み」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「国を挙げての取り組み」の意味
- 「国を挙げての取り組み」の表現の使い方
- 「国を挙げての取り組み」を使った例文と意味を解釈
- 「国を挙げての取り組み」の類語や類義語
「国を挙げての取り組み」の意味
「国を挙げての取り組み」とは「国家総出でものごとに当たること」という意味です。
日本国内で何か大規模なことを行う為に、政府が指揮を取って様々な策を講じることを表します。
例えば2020年に東京オリンピックが開催されることから、是非成功させる為に交通網や宿泊施設を整備したり、各地方でボランティアなどを育成することを「国を挙げての取り組み」といいます。
良いことばかりではなく、災害復興や将来災害が起きた時に被害を最小限に食い止める為に、それぞれの地方で対策を立てたり、個人的に危機管理をしておくことを奨励するのも「国を挙げての取り組み」になります。
- 「国を挙げての取り組み」の読み方
- 「国を挙げて」の意味
「国を挙げての取り組み」の読み方
「国を挙げての取り組み」の読み方は、「くにをあげてのとりくみ」になります。
長い言葉ですが特に難しい漢字はないので読み書きできる様にしておきましょう。
「国を挙げて」の意味
「国を挙げて」とは、「国民全体で」「国家総ぐるみで」という意味です。
「挙げる」と同じ読み方をする言葉に「上げる」がありますが、「国を上げて」とはなりません。
「上げる」は「低い方から高い方へ移す」「程度を高くする」という意味です。
「挙げる」は「腕を上に差し出す」「ことを起こす」という意味です。
「国家添うぐるみ」で「ことを起こす」という意味で、「国を挙げて」が使われているのです。
「国を挙げての取り組み」の表現の使い方
「国を挙げての取り組み」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- メディア用語のこともある
文法的な使い方
「国を挙げての取り組み」は名詞であり、文末に使う時には動詞を伴って「国を挙げての取り組みを行う・行った」になります。
使い方が限られている為に変化形などはありません。
メディア用語のこともある
「国を挙げての取り組み」は、あくまでメディアが「国民総出で行うこと」と判断したものごとに対して使われます。
トレンドになりネットやテレビで盛んに使われていても、実際には国民ひとりひとりに浸透していないものごとも多いのです。
「国を挙げての取り組み」を使った例文と意味を解釈
「国を挙げての取り組み」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「国を挙げての取り組み」を使った例文1
- 「国を挙げての取り組み」を使った例文2
「国を挙げての取り組み」を使った例文1
「児童虐待を防ぐ為に国を挙げての取り組みを行っている」
児童虐待をなくす為に、親の暴力を規制する法律などが検討されていることを表しています。
「国を挙げての取り組み」を使った例文2
「オリンピック誘致の為に国を挙げての取り組みを行っている」
オリンピック開催に向けて、日本全体として海外からの観光客を受け入れる準備をしていることを表しています。
「国を挙げての取り組み」の類語や類義語
「国を挙げての取り組み」の類語や類義語を紹介します。
- 「全国規模の動き」【ぜんこくきぼのうごき】
- 「国民総動員」【こくみんどうそうどういん】
「全国規模の動き」【ぜんこくきぼのうごき】
「限られた地方だけではなく、各都道府県でさまざまな活動が行われていること」という意味です。
「国民総動員」【こくみんどうそうどういん】
「日本の国民が全員何かの政策に影響されて行動すること」という意味です。
「国を挙げての取り組み」は「国家総出でものごとに当たること」という意味です。
日本国として行う政策やイベントなどに使いましょう。