「平仄を合わせる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「平仄を合わせる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「平仄を合わせる」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「平仄を合わせる」の意味
- 「平仄を合わせる」の表現の使い方
- 「平仄を合わせる」を使った例文と意味を解釈
- 「平仄を合わせる」の類語や類義語
「平仄を合わせる」の意味
「平仄を合わせる」とは、話の筋道を立てる、辻褄を合わせるという意味になります。
- 「平仄を合わせる」の読み方
「平仄を合わせる」の読み方
「平仄を合わせる」の読み方は、「ひょうそくをあわせる」になります。
「平仄を合わせる」の表現の使い方
「平仄を合わせる」を使った表現を紹介します。
「平仄を合わせる」の「平仄」とは何かと言いますと、漢詩などで声調を合わせる為に規定された平字と仄字の配列法のことを言います。
そこから辻褄、順序といった意味があり、それを「合わせる」ということで話の順序、筋道を合わせること、辻褄合わせといった意味で使います。
何か物事の状況を誤魔化す時に使うといった印象ですので、あまりいい意味の言葉とは言えないでしょう。
「とりあえず、上司の前でこのことがばれないようにと僕らは平仄を合わせることにした」「彼女たちは、今頃平仄を合わせる為の工作に必死なんじゃないか」「大きく変えると反発が起こるからこれまでのやり方と平仄を合わせるようにしよう」などと使います。
「平仄を合わせる」を使った例文と意味を解釈
「平仄を合わせる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「平仄を合わせる」を使った例文1
- 「平仄を合わせる」を使った例文2
「平仄を合わせる」を使った例文1
「彼女たちは、都合が悪いことを隠して平仄を合わせるが、僕はすでに本当のことを知っているので冷めた気持ちになった」
「平仄を合わせる」とは、話の筋を立たせること、辻褄を合わせることを言います。
ようするに嘘で誤魔化すといった意味合いにもなるのです。
例文は嘘で話を作っているが、すでに本当のことを知っているので、気持ちが冷めていると言っているのです。
「平仄を合わせる」を使った例文2
「彼の嘘に対して私も平仄を合わせるよりなかった」
「平仄を合わせる」とは相手の言うことに合わせ、いかにも本当らしくすることを言います。
例文は彼が嘘を言うが、それが本当だと自分も同調するよりなかったと言っているのです。
「平仄を合わせる」の類語や類義語
「平仄を合わせる」の類語や類義語を紹介します。
- 「調子を合わせる」【ちょうしをあわせる】
- 「帳尻を合わせる」【ちょうじりをあわせる】
「調子を合わせる」【ちょうしをあわせる】
「調子を合わせる」とは、相手の話すことに合わせて逆らわないこと、相手の気分を良くさせるような振舞いを言います。
「酔うと面倒な奴なので適当に調子を合わせる」「その場では、彼女と調子を合わせるが、本心では馬鹿馬鹿しいと思っていた」などと使います。
「帳尻を合わせる」【ちょうじりをあわせる】
「帳尻を合わせる」とは、話の辻褄を合わせることを言います。
「彼女も帳尻を合わせることに必死な様子だ」という風に使います。
いかがでしたでしょうか。
「平仄を合わせる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。