「素知らぬ顔」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「素知らぬ顔」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「素知らぬ顔」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「素知らぬ顔」の意味
- 「素知らぬ顔」の表現の使い方
- 「素知らぬ顔」を使った例文と意味を解釈
- 「素知らぬ顔」の類語や類義語
「素知らぬ顔」の意味
「素知らぬ顔」とは、知っているのに知らないような顔、表情をすることを言います。
- 「素知らぬ顔」の読み方
「素知らぬ顔」の読み方
「素知らぬ顔」の読み方は、「そしらぬかお」になります。
「素知らぬ顔」の表現の使い方
「素知らぬ顔」の表現の使い方を紹介します。
「素知らぬ顔」とは本当は事情など知っているのに、何も知らないといった顔をすることを言い表す言葉です。
例えば誰かの秘密を知っているのに知らないふりをすることを「素知らぬ顔をして本を読んで誤魔化した」「素知らぬ顔でやり過ごす」などと言います。
また自分も関係者であったり、問題の原因を作った人がいかにも無関係を装っていることを「素知らぬ顔をしてふざけている」「素知らぬ顔をするな」などと言ったりもします。
また、何か悟られてはならない場面においても「素知らぬ顔」という表現を使います。
「感情を出すな、素知らぬ顔をしろ」「犯人に気づかれないように素知らぬ顔をして見張る」などと言います。
「素知らぬ顔」を使った例文と意味を解釈
「素知らぬ顔」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「素知らぬ顔」を使った例文1
- 「素知らぬ顔」を使った例文2
「素知らぬ顔」を使った例文1
「あんな風に素知らぬ顔をしているが、本当は彼女は全部知っているのだ」
本当は事情を知っているのに、いかにも知らないといった風を装うことを「素知らぬ顔をしている」と言います。
重大なことを隠しているとすれば、考えていることがすぐに顔に出る人よりも、悪質であると言えるでしょう。
「素知らぬ顔」を使った例文2
「君が原因で揉めているのに、よくそんな素知らぬ顔をしていられるものだ」
揉め事など、関係者であったり、事情を知っているのに、自分には無関係ですという顔をしてすましていれば、反感を買うことでしょう。
例文のように「よくそんな素知らぬ顔をしていられる」と責められることとなります。
「素知らぬ顔」の類語や類義語
「素知らぬ顔」の類語や類義語を紹介します。
- 「おくびにも出さずに」【おくびにもださずに】
- 「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「おくびにも出さずに」【おくびにもださずに】
「おくびにも出さずに」とは心に秘めておき、一言も言わない、素振りにも見せないという意味になります。
「裏で繋がっていることはおくびにも出さずに、味方のふりをして探りに来た」などと使います。
「何食わぬ顔」【なにくわぬかお】
「何食わぬ顔」とは知っているのに、何事も知らないという顔つきでいることを言います。
「本当に何食わぬ顔で嘘をつくとは、あの子にはあきれるばかりだ」「何食わぬ顔をしているが、あいつが首謀者だ」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「素知らぬ顔」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。