「身を焼く」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語で「身を焼く」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「身を焼く」の意味
- 「身を焼く」の表現の使い方
- 「身を焼く」を使った例文と意味を解釈
- 「身を焼く」の類語や類義語
「身を焼く」の意味
「身を焼く」の意味は、「恋愛や嫉妬で激しい感情を持ち、苦しむこと」です。
人を好きになって「自分だけのものにしたい」と思ったり、嫉妬して「今頃誰と会っているのか」と気が気でなかったりして、身もだえする程苦しむことを言います。
相手のことを思うあまりに、自分の思い通りにしたいけれどもならない気持ちと矛盾が生じて、思い詰めて悩む時の表現です。
- 「身を焼く」の読み方
- 「身を焼く」を分解して解釈
「身を焼く」の読み方
「身を焼く」の読み方は、「みをやく」になります。
特に難しい漢字ではないので、読み書きできる様にしておきましょう。
「身を焼く」を分解して解釈
「身を焼く」は「身+を(助詞)+焼く」で成り立っています。
「身」とは「生きている人間のからだ」「本体」という意味の他に「自分自身」「自分が何かしようと思う意志」という意味があります。
「焼く」は「火を付けて燃やす」という意味の他に「悩んで苦しい思いをする」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「自分自身で悩み、苦しい思いをすること」という意味で使われています。
「身を焼く」の表現の使い方
「身を焼く」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 恋愛に対して使われる
文法的な使い方
「身を焼く」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「身を焼き」になります。
恋愛に対して使われる
「身を焼く」は、恋愛関係に使われる言葉です。
人を恋する気持ちや嫉妬の感情で激しく思い悩むという意味で使われ、仕事や勉強でストレスが溜まっている状態には使いません。
「身を焼く」を使った例文と意味を解釈
「身を焼く」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「身を焼く」を使った例文1
- 「身を焼く」を使った例文2
「身を焼く」を使った例文1
「既婚者を好きになってしまい、奥さんへの嫉妬で身を焼く思いをした」
既婚者の男性を好きになってしまった女性が、奥さんに嫉妬を感じて毎日身もだえする程苦しい思いをしたことを表しています。
「身を焼く」を使った例文2
「身分違いで結ばれない人との愛に身を焼きつくした」
自分とは身分が全く違い、明らかに住む世界が違う人と恋に堕ち、一度は全てを捨てて結婚したいとまで思ったものの、段々と現実に目覚めて破局したことを表しています。
「身を焼く」の類語や類義語
「身を焼く」の類語や類義語を紹介します。
- 「身を焦がす」【みをこがず】
- 「熱愛」【ねつあい】
「身を焦がす」【みをこがず】
「恋愛や嫉妬などで、激しい感情を抱き、早くどうにかしたいと思う気持ちでいたもたってもいられない状態」という意味です。
「身を焼く」の言い換えとして使われています。
「熱愛」【ねつあい】
「激しく深く愛すること」という意味です。
「身を焼く」は「恋愛や嫉妬で激しい感情を持ち、苦しむこと」という意味です。
恋愛に激しく溺れている状態の時に使いましょう。