「若輩者」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「若輩者」の意味

「若輩者」の意味は以下の2つです。

1つ目は「年齢が若い人」という意味で、若手の人やまだその仕事を始めたばかりの人のことを言います。

単に若いだけの人、若者に対して使うのではなく、その仕事や役割をする中で若い人という、限られた意味になります。

2つ目は「経験が浅く未熟な者」という意味で、こちらの方がよく使われます。

但し、解釈としては「年齢が若い為に経験が浅く未熟」というのでははく、「ある程度経験のある人が、自分や身内に対して謙遜する時」の表現です。

• 「若輩者」の読み方
• 「若輩者」の言葉の成り立ち

「若輩者」の読み方

「若輩者」の読み方は、「じゃくはいもの」になります。

人によっては「弱輩者」と表記することもありますが、読み方は同じです。

「若輩者」の言葉の成り立ち

「若輩者」の「若」は「わかい」とも読み、接頭語として「若いこと」「新しい世代の人」という意味があります。

「輩」は「やから」とも読み、「仲間・連中などあまり良くない関係」「血族」という意味があります。

「者」は「人を謙遜したり、改まった場所で表現したもの」という意味です。

これらの言葉が組み合わさり「若い、又はまだ世代的に新しい、身内の人」という意味で使われているのです。

「若輩者」の表現の使い方

「若輩者」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• 年齢は決まっていない

文法的な使い方

「若輩者」は名詞であり、文末に使う時には助動詞を伴って「若輩者だ・である」になります。

多くの場合は謙遜の意味で「若輩者ですが」と逆接語を伴って使われます。

年齢は決まっていない

「若輩者」は基本的に、「その分野で経験が浅い」という意味を持っています。

その為に、具体的に何歳までという年齢の上限はありません。

年齢に関係なく「未熟者」という意味で使えるのです。

「若輩者」を使った例文と意味を解釈

「若輩者」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「若輩者」を使った例文1
• 「若輩者」を使った例文2

「若輩者」を使った例文1

「彼はまだまだ若輩者ですが、是非今後とも宜しくお願い申し上げます」

上司が取引先に自分の部下を連れて行き、先方に紹介する時の言葉です。

「若輩者」を使った例文2

「私の様な若輩者がご指名を頂き、身の引き締まる思いです」

重要なプロジェクトメンバーに選ばれたり、乾杯の音頭を取ることになった時の挨拶です。

「若輩者」の類語や類義語

「若輩者」の類語や類義語を紹介します。

• 「青二才」【あおにさい】
• 「くちばしが黄色い」【くちばしが黄色い】

「青二才」【あおにさい】

「年齢が若くて経験がない男性を見下した言葉」という意味です。

「くちばしが黄色い」【くちばしが黄色い】

「年が若くて経験が足りないことを見下した言葉」という意味で、「鳥のひなはくちばしが黄色いこと」から来ています。