「骨抜き」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「骨抜き」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方なども併せて紹介します。
目次
- 「骨抜き」の意味
- 「骨抜き」の表現の使い方
- 「骨抜き」を使った例文と意味を解釈
- 「骨抜き」の類語や類義語
「骨抜き」の意味
「骨抜き」の意味は以下の4つです。
1つ目は、「調理の際に魚や鳥などの骨を取り去ること」とい意味で、料理の下ごしらえをすることを言います。
2つ目は「ものごとの要となる部分を取り除くこと」で、ビジネスで目標や計画の中心となるものがないことを表します。
3つ目は「気持ちが弱まってしまい、信念を持ち続けられない状態のこと」という意味で、精神的なことを言います。
4つ目は「恋愛において相手の魅力に夢中になり、うっとりすること」という意味で、性格が変わってしまう程相手のことを好きな状態を言います。
- 「骨抜き」の読み方
- 「骨抜き」の由来
「骨抜き」の読み方
「骨抜き」の読み方は、「ほねぬき」になります。
「こつぬき」と読み間違わない様にしましょう。
「骨抜き」の由来
「骨抜き」の由来は、調理した魚の状態からきています。
魚は新鮮な状態でピチピチとしていても、料理人がさばいて骨を取り除いてしまうとダラリとした切り身になってしまいます。
この状態から「骨がなくなってダラリとする」→「重要な部分を取る」→「気持ちが弱ったり浮ついたりする」という意味で使われる様になりました。
「骨抜き」の表現の使い方
「骨抜き」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 「骨抜きにされる」の意味
文法的な使い方
「骨抜き」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「骨抜きになる・なった」となります。
また、受け身形として「骨抜きにされる・された」として使うこともあります。
「骨抜きにされる」の意味
「骨抜きにされる」は、多くの場合恋愛において、相手の魅力に夢中になり、その人のことばかり考えて他のことが手に付かない状態を表します。
ビジネスでも「影響力の強い相手に惑わされる」という意味で使われることもあります。
「骨抜き」を使った例文と意味を解釈
「骨抜き」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「骨抜き」を使った例文1
- 「骨抜き」を使った例文2
「骨抜き」を使った例文1
「こんな骨抜きのプロジェクトには協力できない」
何が目的なのか、これをすることによりどの様なメリットがあるのか分からないプロジェクトに不満を持っている様子を表しています。
「骨抜き」を使った例文2
「彼は新しい彼女に骨抜きされている」
新しい彼女に夢中になり、仕事が手に付かない状態になっていることを表しています。
「骨抜き」の類語や類義語
「骨抜き」の類語や類義語を紹介します。
- 「形骸化」【けいがいか】
- 「脆弱化」【ぜいじゃくか】
「形骸化」【けいがいか】
「そのものごとができた当初の意義や内容が失われてしまい、形ばかりものになること」という意味です。
「脆弱化」【ぜいじゃくか】
「システムや機能、組織などが、もろくなったり弱まること」という意味です。
「骨抜き」には数多くの意味がありますが、基本は「ものごとの中心となるものが失われること」です。
ビジネスやプライベートで使いこなせる様になりましょう。