「駆け回る」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「駆け回る」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「駆け回る」の意味
- 「駆け回る」の表現の使い方
- 「駆け回る」を使った例文と意味を解釈
- 「駆け回る」の類語や類義語
「駆け回る」の意味
「駆け回る」の意味は以下の2つです。
1つ目は、「あちこち走り巡る」という意味で、庭や広場など、比較的範囲が狭い場所でぐるぐると走って回ることを言います。
2つ目は「何らかの目的の為に方々を行き歩くこと」という意味で、何かの目的や必要があって、その関係する人や場所を訪ねて様々な方面まで短期間で行き及ぶことを言います。
- 「駆け回る」の読み方
- 「駆け回る」を分解して解釈
「駆け回る」の読み方
「駆け回る」の読み方は、「かけまわる」になります。
「駈け回る」と書くことがありますが常用外漢字であり、読み方も意味も同じです。
「駆け回る」を分解して解釈
「駆け回る」は「駆け+回る」で成り立っています。
「駆け」は動詞「駆ける」の連用形で「速く走る」「馬に乗り疾走する」「敵に向かって攻め進む」という意味があります。
「回る」は非常に多くの意味がありますが、「軸を中心に輪を描いて動く」「順番にある地点を巡る」という意味の他に、動詞の連用形付き「その周囲を~する」「あちこち~する」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「あちこちに走り行くこと」という意味で使われています。
「駆け回る」の表現の使い方
「駆け回る」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 必要があって一生懸命な時に使う
文法的な使い方
「駆け回る」は動詞を伴った表現ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「駆け回り」になります。
必要があって一生懸命な時に使う
ビジネスで「駆け回る」は、必要があって短時間でその目的を達成しなければならず、一生懸命走り回って頑張る時に使います。
期日までにまとまったお金が必要だったり、書類が必要な時などに使われます。
「駆け回る」を使った例文と意味を解釈
「駆け回る」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「駆け回る」を使った例文1
- 「駆け回る」を使った例文2
「駆け回る」を使った例文1
「融資してくれる銀行を探して駆け回った」
会社の経営が危ない状態の時に、社長が融資してくれる銀行を探して必死であちこち訪ねて行ったことを表しています。
「駆け回る」を使った例文2
「スマホを落した心当たりのある場所をあちこちと駆け回った」
スマホを落してしまい、心当たりのあるお店や場所などをあちこち訪ねて走り回ったことを表しています。
「駆け回る」の類語や類義語
「駆け回る」の類語や類義語を紹介します。
- 「奔走」【ほんそう】
- 「東奔西走」【とうほんせいそう】
「奔走」【ほんそう】
「ものごとをスムーズに進める為に、忙しく走り回って力を尽くすこと」という意味です。
「東奔西走」【とうほんせいそう】
「何らかの目的の為に、あちこち忙しく走り回ること」という意味で、「東へ西へ」と別方向へ幅広く移動することを表しています。
「駆け回る」は「あちこち走り巡る」「何らかの目的の為に方々を行き歩くこと」という意味があります。
ビジネスで一生懸命走り回る時に使いましょう。