「むくつけき」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
皆さんは「むくつけき」という言葉をご存知でしょうか?
この言葉の意味をスラスラと答えることができる人は、日本語についてかなり勉強をされている人と思います。
では、どのような意味があり、どんな場面で使われるのでしょうか?
今回は、この「むくつけき」に焦点を当てて、解説していくことにします。
目次
- 「むくつけき」とは?意味
- 「むくつけき」の表現の使い方
- 「むくつけき」を使った例文と意味を解釈
- 「むくつけき」の類語や類義語
「むくつけき」とは?意味
「むくつけき」とは、「異様で雰囲気があり不気味な感じ恐ろしいこと」、「ひどく無骨な印象のあるさま」という意味を持つ言葉です。
言い換えると「荒々しくてむさくるしい感じのするさま」という解釈もできます。
「むくつけき」の表現の使い方
「むくつけき」は「荒々しくてむさくるしい感じのするさま」という意味があるので、「むくつきき男」というように人物のさまを言い表わす場合に使われることになります。
ここでの「むくつきき男」は「無骨な男」という意味になります。
「むくつけき」を使った例文と意味を解釈
では、ここから「むくつけき」を使った例文を挙げて、その意味を解釈してみることにしますので、頭の中でイメージしてみてください。
- 「むくつけき」を使った例文1
- 「むくつけき」を使った例文2
「むくつけき」を使った例文1
「むくつけき振る舞いをする息子に親戚中が嫌悪感を抱いているのだ」
「むくつけき振る舞いをする」とは、「無骨な振る舞いをする息子」と解釈することができます。
そのことから、そのような行動をする息子を見て、親戚の人達からは、非常に侮蔑されていたり、嫌悪感を持たれているのです。
「むくつけき」を使った例文2
「むくつけき男かと思えば、実際には非常に礼儀正しい人物だった」
この例文では、「一見荒々しい雰囲気を持っているようにしか見えなかった男は、実際には、礼儀正しい人物であった」ということを言っています。
「むくつけき」の類語や類義語
「むくつけき」を他の言葉で言い換えるとするなら、どのような言葉があるかを見て行くことにしましょう。
- 「ダサい」【ださい】
- 「野暮」【やぼ】
「ダサい」【ださい】
「ダサい」が「むくつけき」の類語の1つになるかもしれません。
「趣味や風貌が洗練されておらず、みすぼらしこと」という意味があります。
「むくつけき」より「ダサい」の方が現代的な言葉ではありますが、子の言葉もすでに死語になっている感があります。
「あいつはいつもダサい恰好をしているな」という使い方もありますが、「あいつの考えがダサいな」と内面的なことでも使うことができます。
「野暮」【やぼ】
「野暮」という言葉もあります。
これも「むくつけき」に近い意味を持つ言葉になるでしょうが、「どことなく洗練されていない」という意味になります。
「野暮なことを言うなよ」や「野暮ったい恰好をしている」といったような使い方となります。
「むくつけき」という言葉はかなり古い語感のある言葉で、現代の会話の中では、まず使われることはありません。
それだけに、時には、会話の中で意識して使ってみると、むしろ新鮮に聞こえるかもしれません。