「恥を忍んで」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「恥を忍んで」の意味

「恥を忍んで」とは、自分が恥ずかしく、辛いという気持ちを何とか我慢してという意味で使う言葉です。

• 「恥を忍んで」の読み方

「恥を忍んで」の読み方

「恥を忍んで」の読み方は、「はじをしのんで」になります。

「恥を忍んで」の表現の使い方

「恥を忍んで」を使った表現を紹介します。

「恥を忍んで」の「恥」とは自分の世間に対する名誉、評価、人に合わせる顔を失うこと全般を言います。

つまり、恥ずかしいと自分が感じる行動、物事となります。

そして「忍んで」とは辛いことを我慢する、堪えるという意味ですので「恥を忍んで」とは自分が恥ずかしいという気持ちはとても辛く、その辛さを我慢してということになります。

これに続く言葉は以下のようなものがあります。

「恥を忍んで、こうしてお願いしている」「恥を忍んでお願いに来ました」「恥を忍んで、全部告白した」という風に使います。

「恥を忍んで」を使った例文と意味を解釈

「恥を忍んで」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「恥を忍んで」を使った例文1
• 「恥を忍んで」を使った例文2

「恥を忍んで」を使った例文1

「恥を忍んで、内情をお話したのはあなたにだけは真実をわかってもらいたいからです」

外には知られていない内部の事情のことを内情と言います。

ようするに、隠しておきたい内容を含む場合は、人に話すことは恥であり、恥ずかしいことです。

その恥ずかしい気持ちを我慢して話すことを「恥を忍んで」と表現するのです。

例文は、こんなことを話すのは恥ずかしく辛いが、真実をわかってもらいたいと言っているわけです。

「恥を忍んで」を使った例文2

「恥を忍んでお願いに来たというわりには、随分な態度じゃないか」

「恥を忍んで」とは恥ずかしくて辛い気持ちを堪えてという意味で前置きとして使うことが多い言葉です。

しかし例文は、恥ずかしくて辛いなどと言うわりには、そんな様子ではなかったと皮肉を言っているのです。

「恥を忍んで」の類語や類義語

「恥を忍んで」の類語や類義語を紹介します。

• 「恥を承知で」【はじをしょうちで】
• 「恥を堪えて」【はじをこらえて】

「恥を承知で」【はじをしょうちで】

「恥を承知で」とは、恥ずかしいことだとは、わかっているけれどという意味になります。

「恥を承知で、お願いしているんだ」「恥を承知で、話したのにわかってもらえなかった」などと使います。

「恥を堪えて」【はじをこらえて】

「恥を堪えて」とは、恥ずかしい、面目を失うことを苦しみを我慢する、耐えるという意味になります。

「恥を堪えて、笑顔を無理やり作る」「私は恥を堪えて、全部正直に伝えている」という風に使います。