「世話をかける」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「世話をかける」の意味

「世話をかける」とは、人や生き物、物事に対して、相手の手をとらせて苦労させることを言います。

• 「世話をかける」の読み方

「世話をかける」の読み方

「世話をかける」の読み方は、「せわをかける」になります。

「世話をかける」の表現の使い方

「世話をかける」を使った表現を紹介します。

「世話をかける」の「世話」とは人や生き物などに気を配る、面倒を見る、援助をするといった意味になります。

それを「かける」わけですから、ようするに自分側が相手に気を使わせてしまった、面倒を見てもらった、助けてもらったという時に使う言葉となります。

逆に自分側が相手に苦労させられる場合は「世話がかかる」となるわけです。

「世話をかける」とは目上の人が目下の人などに「ありがとう、世話をかけたね」という風にねぎらいの言葉として使うこともできます。

目下の人が目上の人に使うならば「お世話をおかけしまして、申し訳ありません」という感じでしょうか。

他には「本当にあの子は世話をかけるばかりで申し訳ない」「私、あなたに世話をかけてばかりで、恥ずかしいわ」などと使います。

「世話をかける」を使った例文と意味を解釈

「世話をかける」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「世話をかける」を使った例文1
• 「世話をかける」を使った例文2

「世話をかける」を使った例文1

「我がままな父は、当たり前のように人に世話をかける」

周りの人に、自分のことで動いてもらったり、面倒を見てもらったりというように、手や時間を使わせることを「世話をかける」と言います。

例文は我がままな父親が、当たり前のように人に迷惑をかけていると言っているのです。

「世話をかける」を使った例文2

「これ以上、あなたに世話をかけるわけにはいきません」

自分のことで相手に負担をかけること、時間やお金、体力などを使わせてしまうことを「世話をかける」と言います。

例文はわりとよく使われる言い回しで、相手からの援助などを辞退する時や、申し訳ないから「もういいですよ」という気持ちを伝える時に使います。

「世話をかける」の類語や類義語

「世話をかける」の類語や類義語を紹介します。

• 「厄介をかける」【やっかいをかける】
• 「面倒をかける」【めんどうをかける】

「厄介をかける」【やっかいをかける】

「厄介をかける」とは、人に面倒くさいこと、迷惑なことをさせてしまうという意味になります。

「これ以上私がここにいると、あなたに厄介をかけるだけだ」「すまない、君に厄介をかける気なんてなかったのに」などと使います。

「面倒をかける」【めんどうをかける】

「面倒をかける」とは、「世話をかける」と同じ意味となります。

「君はどこまで面倒をかける気だ」「あなたに面倒をかけるのは嫌なので、自分で頑張ります」などと使います。