「さりげに」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
若い人達の会話を聞いていると、時々「ん?」と首を傾げたくなる言葉を耳にすることがあります。
普通にサラリと聞き流せるレベルなのですが、よく考えてみると、ちょっとおかしい使い方のように思ってしまいます。
そのような言葉の中に「さりげに」というものがあるのですが、一体、どんな意味があるでしょうか?
そこで今回は、この「さりげに」について見て行くことにします。
目次
- 「さりげに」とは?意味
- 「さりげに」の表現の使い方
- 「さりげに」を使った例文と意味を解釈
- 「さりげに」の類語や類義語
「さりげに」とは?意味
「さりげに」は若に人達の間で使われているスラング的な言葉の1つですが、一般的には「さりげない」を誤った使い方を言われています。
「何事もなかったとうな状態や、そのように振る舞うさま」という意味があります。
「さりげに」の表現の使い方
「さりげに」は「何事もなくサラリと物事が進んでいくさま」のことを意味していることから、「さっき、知らない人がさりげに通り抜けて行った」というような使い方をします。
「さりげに」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「さりげに」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「さりげに」を使った例文1
- 「さりげに」を使った例文2
「さりげに」を使った例文1
「明日さぁ、テストがあるけど、さりげにヤバくない?」
この例文は「明日、テストがあるけど、全く勉強もしてないし、何の準備もしてないのでマズイな」と言っているようです。
テストがあることが分かっているのであれば、前もってしっかりと対策の勉強をしているのが普通ですが、そんなことも全然やってなくく、「ヤバくない?」と言っていること自体、「ヤバくない?」と聞きたくなります。
「さりげに」を使った例文2
「あいつて、さりげに絵が上手よな。イラストなんか書かせたら抜群じゃん」
自分の周りの人の中でも、外見だけを見ていると、普通の人を全く変わらない感じがするのですが、何か秀でている能力を持っている人がいるかもしれません。
この例文の「アイツ」もイラストが非常に上手で、さりげなくスラスラと絵を描いているのかもしれません。
もしかすると、絵画コンクールに入賞するレベルの才能を持っていたりと、「さりげに」すごい人なのです。
「さりげに」の類語や類義語
「さりげに」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見て行くことにしましょう。
- 「何気なく」【なにげなく】
- 「何となく」【なんとなく】
「何気なく」【なにげなく】
「何気なく」が「さりげに」に近い意味を持つ言葉として扱うことができると思います。
「何気に」という言い方でも使われていますが、「特別に取り立てていうことではないものの、何処となく」というような意味で使われています。
「何となく」【なんとなく】
「何となく」も「さりげに」の類義語の1つとして挙げることができるでしょう。
「どうしてだか分からないのだが」、「どことなく」、「取り立てて言うことではないが」という意味を持っています。
「さりげに」という言葉は、若い人の間で特別に意識することなく口から自然に出てきているような言葉です。
このような感覚の言葉が他にたくさんありますので、意識して聞いていると、結構面白い発見があるかもしれません。