「怒号を飛ばす」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「怒号を飛ばす」は、基本的には悪い意味で使われる表現です。
目次
- 「怒号を飛ばす」の意味とは?
- 「怒号を飛ばす」の表現の使い方
- 「怒号を飛ばす」を使った例文と意味を解釈
- 「怒号を飛ばす」の類語や類義語
「怒号を飛ばす」の意味とは?
「怒号を飛ばす」とは、「大声で怒鳴りつける」ことで、大声で何かを伝えるといったニュアンスではなく、怒った為に大声になっていると解釈して使います。
その為、怒りの内容と共に使う表現となっており、~があったことに怒号を飛ばしたといったような用いられ方になります。
- 「怒号を飛ばす」の読み方
「怒号を飛ばす」の読み方
「怒号を飛ばす」の読み方は、「どごうをとばす」になります。
「怒号」だけでも「大声で怒鳴る」という意味になりますが、この「飛ばす」や「上げる」と付けることで実際に使える形になると考えてください。
「怒号を飛ばす」の表現の使い方
「怒号を飛ばす」の表現の使い方を紹介します。
先のように、何かしらの怒りが絡んで初めて使われる言葉で、例えば、「あまりの体たらくさに怒号を飛ばした」などという使い方になります。
怒鳴りつけた内容についてはこの言葉だけでは分かりませんが、「怒号」と使うからにはそれなりに厳しいことだと解釈していいでしょう。
ただし、必ずしも悪い意味になる訳ではなく、いわゆる「檄」(叱ることで奮起を促す意味)が含まれていることもあります。
「怒号を飛ばす」を使った例文と意味を解釈
「怒号を飛ばす」を使った例文と、その意味の解釈です。
先の「檄」として使っている例も挙げてみます。
- 「怒号を飛ばす」を使った例文1
- 「怒号を飛ばす」を使った例文2
「怒号を飛ばす」を使った例文1
「全くやる気が見えない連中に少し怒号を飛ばすか」
この場合、やる気のなさに対する怒りから使っています。
この手の「叱りつける」といった解釈で用いることも多く、それなりに厳しく叱りつけようと言っているのが分かります。
「怒号を飛ばす」を使った例文2
「あと5キロの我慢だと伴走の車内から怒号を飛ばした」
マラソンやそのような長距離レース中に、監督などから「檄」として大声が掛けられたと解釈できます。
この場合には叱っているという訳でもなく、「激励」に近い使い方となっています。
あまりこのような使い方はしませんが、単に怒りの表現という訳でもない言葉だという例になります。
「怒号を飛ばす」の類語や類義語
「怒号を飛ばす」の類語や類義語を紹介します。
こちらも悪い意味で使われることが多い言葉です。
- 「声を荒げる」【こえをあらげる】
「声を荒げる」【こえをあらげる】
叱りつけるというニュアンスとは少し離れますが、「大声で何かを訴える」ことの表現で、「あまりに不平等な対応に声を荒げた」などと使われます。
「怒号を飛ばす」と同じく、そのようなことになった内容と共に用いることが多く、こちらも悪い意味だけに留まらず、先の例文を置き換えて「伴走の車内から声を荒げた」とすると同様に「激励」の意味になり、そのように使うこともできます。
「怒号を飛ばす」は悪い意味で使うだけでなく、叱ることでその後の奮起や改善を望むという解釈を含んで用いることもできる言葉です。