「怒りが込み上げる」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「怒りが込み上げる」の意味

「怒りが込み上げる」の意味は、「憤りを感じる気持ちがどんどん湧いて来てどうしようもない様子」です。

人やものごとに対して非常に強い怒りを感じているのですが、社会人の場合は人間関係や周囲の雰囲気などを考えて、すぐに怒鳴ったり暴れたりすることはできません。

精一杯我慢をする一方内面で怒りの感情が強まり、胸のうちが怒りでいっぱいになってしまうことを言います。

• 「怒りが込み上げる」の読み方
• 「怒りが込み上げる」を分解して解釈

「怒りが込み上げる」の読み方

「怒りが込み上げる」の読み方は、「いかりがこみあげる」になります。

特に難しい漢字ではないので読み書きできる様にしておきましょう。

「怒りが込み上げる」を分解して解釈

「怒りが込み上げる」は「怒り+が(助詞)+込み上げる」で成り立っています。

「怒り」は「不満や不快なことがあり、我慢できない強い気持ち」という意味があります。

「込み上げる」は、「喜怒哀楽の感情が急激に沸き起こること」「感情や感覚が身体の奥から喉元まで上がってくる様に思えること」という意味があります。

これらの言葉が組み合わさり「不平や不満などの強い気持ちが身体の奥から喉元まで上がってくること」として使われています。

「怒りが込み上げる」の表現の使い方

「怒りが込み上げる」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• まだ何も行動を起こしていない時に使う

文法的な使い方

「怒りが込み上げる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。

副詞として使う時には「怒りが込み上げて」になります。

まだ何も行動を起こしていない時に使う

「怒りが込み上げる」は内面的な感情を表す言葉で、まだ何も行動を起こしていない状態です。

怒鳴ったり暴力を振るったりするという意味はありません。

「怒りが込み上げる」を使った例文と意味を解釈

「怒りが込み上げる」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「怒りが込み上げる」を使った例文1
• 「怒りが込み上げる」を使った例文2

「怒りが込み上げる」を使った例文1

「責任を部下になすりつける上司に対して怒りが込み上げた」

トラブルが起きた時に、全ての責任を部下になすりつけた上に対して激しく憤っていることを表しています。

「怒りが込み上げる」を使った例文2

「騙されたと分かり、後から怒りが込み上げた」

詐欺などにあったことが後から分かり、激しく憤怒の感情が沸き起こってくる様子を表しています。

「怒りが込み上げる」の類語や類義語

「怒りが込み上げる」の類語や類義語を紹介します。

• 「激怒する」【げきどする】
• 「怒髪天を突く」【どはつてんをつく】

「激怒する」【げきどする】

「非常に憤って感情的になること」という意味です。

「怒髪天を突く」【どはつてんをつく】

「怒りの為にすさまじい形相になること」という意味で、激しく怒った為に髪の毛が逆立ってしまう程であることから来ています。