「怒りを覚える」とは？意味や類語！表現の使い方！

「怒りを覚える」とは?意味

「怒りを覚える」という言葉は、「怒りの感情を身体・心で感じること」や「怒りの感情が自分の内面にあることに気づくこと」を意味しています。

「怒りを覚える」というのは、「相手や自分を許せないという激しい感情を身体・心で感じること」を意味しているのです。

人は他者(相手)から挑発されたり侮辱されたりした時、他者から身体や精神を傷つけられた時、あるいは、自分の目的・悲願を達成できない時などに「怒りを覚える」ということになります。

• 「怒りを覚える」の読み方

「怒りを覚える」の読み方

「怒りを覚える」の読み方は、「いかりをおぼえる」になります。

「怒りを覚える」の表現の使い方

「怒りを覚える」の表現の使い方は、「相手の挑発・侮辱・攻撃などに対して、怒りの感情を感じた場合」や「相手・自分を許すことができないという激しい感情が自分の内面にあることに気づいた時」に使うという使い方になります。

例えば、「家族のことを馬鹿にされて怒りを覚えました」や「彼の無礼な態度には怒りを覚える」といった文章において、「怒りを覚える」という言葉を正しく使うことができます。

「怒りを覚える」を分解して解釈

「怒りを覚える」の言葉を、「怒り」と「覚える」に分解してそれぞれの意味を解釈します。

• 「怒り」
• 「覚える」

「怒り」

「怒り」という言葉は、「他者から攻撃・侮辱・挑発・威嚇・だましなどを受けた時に発生する原初的な激しい感情・情動」を意味しています。

「怒り」は一般的に、「相手・自分のことを許せないという感情」や「自分を傷つけた相手に報復したいという感情」として自覚されることが多くなっています。

「覚える」

「覚える」という言葉には、「記憶する・学習する・習得する(身に付ける)」などの一般的な意味がありますが、「怒りを覚える」の「覚える」は「体や心で感じること」を意味しています。

「怒り+覚える=怒りを覚える」で、「怒りの感情を体・心で感じること」を意味しているのです。

「怒りを覚える」の英語と解釈

「怒りを覚える」という言葉は、“feel angry”(怒りを感じる)や“experience anger”(怒りを経験する)、“get angry with〜、take umbrage at〜”(〜に怒りを覚える)という英語で言い表すことができます。

• “I got angry with her rude behavior.”

“I got angry with her rude behavior.”

この英語の例文は、「私は彼女の失礼な振る舞いに、怒りを覚えました」ということを意味しています。

「怒りを覚える」を使った例文と意味を解釈

「怒りを覚える」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「怒りを覚える」を使った例文1
• 「怒りを覚える」を使った例文2

「怒りを覚える」を使った例文1

「上司の理不尽な仕打ちには、さすがに怒りを覚えました」

この「怒りを覚える」を使った例文は、「上司の理不尽な仕打ちには、さすがに怒りの感情を心と体で感じた」ということを意味しています。

「怒りを覚える」を使った例文2

「信じていた彼女に裏切られて、抑えがたい怒りを覚えました」

この「怒りを覚える」を使った例文は、「信じていた彼女に裏切られて、抑制しがたい怒りの感情(彼女を許せないと思う感情)を内面に感じた」ということを意味しています。

「怒りを覚える」の類語や言い換え

「怒りを覚える」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説します。

• 「腹が立つ・腸が煮えくり返る」
• 「憤りを覚える」

「腹が立つ・腸が煮えくり返る」

「怒りを覚える」の類語・言い換えとして、「腹が立つ・腸が煮えくり返る(はらわたがにえくりかえる)」があります。

「怒りを覚える」という言葉は、「腹が立っていることに気づくこと」を意味しています。

「腸が煮えくり返る」というのは、「相手に対して我慢できないほどの激しい怒りが沸き上がっているさま」を意味する慣用句です。

それらの意味から、怒りの感情を心身で感じることを意味する「怒りを覚える」と似た意味を持つ類語として、「腹が立つ・腸が煮えくり返る」が上げられます。

「憤りを覚える」

「怒りを覚える」の類語・言い換えとして、「憤りを覚える(いきどおりをおぼえる)」があります。

「憤りを覚える」というのは、「相手の挑発・侮辱・理不尽(非常識)などに対して、許せない怒りの感情を内面に感じること」を意味する言葉です。

その意味から、「怒りを覚える」の言葉は、場合によって「憤りを覚える」という言葉に言い換えることができます。