「手を焼かせる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「手を焼かせる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「手を焼かせる」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「手を焼かせる」の意味
- 「手を焼かせる」の表現の使い方
- 「手を焼かせる」を使った例文と意味を解釈
- 「手を焼かせる」の類語や類義語
「手を焼かせる」の意味
「手を焼かせる」とは、どういう風に取り扱えばいいのか、わからず困らせることを言います。
- 「手を焼かせる」の読み方
「手を焼かせる」の読み方
「手を焼かせる」の読み方は、「てをやかせる」になります。
「手を焼かせる」の表現の使い方
「手を焼かせる」を使った表現を紹介します。
「手を焼かせる」は「手を焼く」という言い方からきています。
「手を焼く」とはどういう風にすればいいのかわからない、困る、持て余す状態を表現する言葉です。
それが「焼かせる」と変化することで、相手が困っている状態を言い表すことになるのです。
「僕は小さい頃、散々祖父の手を焼かせるような子だったらしい」などと言えば、困っているのは祖父であるという意味です。
他には「君ももう中学生なのだから、親御さんの手を焼かせるな」という言い方もあります。
これは親を困らせるな、親の手を煩わせるなと注意しているわけです。
「手を焼く」は自分側から見て困っている、「手を焼かせる」は相手側が困っている、そういう風に覚えておきますと簡単です。
「手を焼かせる」を使った例文と意味を解釈
「手を焼かせる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「手を焼かせる」を使った例文1
- 「手を焼かせる」を使った例文2
「手を焼かせる」を使った例文1
「あなたは本当に、手を焼かせる人だなあ」
相手に迷惑をかけることを「手を焼かせる」と表現します。
例文は、あなたは人に迷惑をかけてばかりだということを言っているのです。
「手を焼かせる」を使った例文2
「おじいちゃん、我がままばかり言って、娘さんの手を焼かせるのは駄目ですよ」
相手の手間をとらせたり、迷惑をかけて困らせることを「手を焼かせる」と言います。
例文は「娘さんを困らせたら駄目ですよ」とやんわりと言っているのです。
「手を焼かせる」の類語や類義語
「手を焼かせる」の類語や類義語を紹介します。
- 「迷惑をかける」【めいわくをかける】
- 「骨を折らせる」【ほねをおらせる】
「迷惑をかける」【めいわくをかける】
「迷惑をかける」とは相手を不快にさせる言動をすることを言います。
「あの家の連中は、近所に迷惑をかけるような行動をする」「迷惑をかけるのはこれっきりにしてほしいものだ」「あの人は、周りに迷惑をかけるばかりで、何もしていないじゃないか」などと使います。
「骨を折らせる」【ほねをおらせる】
「骨を折らせる」とは、苦労して人の世話をさせることを言います。
「あの子にこれ以上骨を折らせるわけにはいきません」「若い人に骨を折らせるばかりで、上の連中はふんぞり返っているだけじゃないか」「あなたに骨を折らせることになって、申し訳ない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「手を焼かせる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。