「出来レース」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「出来レース」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「出来レース」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「出来レース」の意味
- 「出来レース」の表現の使い方
- 「出来レース」を使った例文と意味を解釈
- 「出来レース」の類語や類義語
「出来レース」の意味
「出来レース」とは、表面的には真剣に競っていることが、実は裏ではすでに勝敗が決まっていること、物事が決まっていることを言います。
- 「出来レース」の読み方
「出来レース」の読み方
「出来レース」の読み方は、「できれーす」になります。
「出来レース」の表現の使い方
「出来レース」を使った表現を紹介します。
「出来レース」とは、すでに事前に話がついていて、結果がわかっている競争、勝負ごとに対して使われる言葉です。
このような意味合いですから、悪い意味として解釈できますし、当事者、関係者に「これは出来レースではないですか」などと言いますと、不愉快にさせてしまう言葉となります。
それは、誰かを選ぶ際に、すでにこの人でいこうと決まっているのですが、表面的には試合、オーディションなどをしていかにも公平に選びましたと見せかけることなのである意味、不正行為ともなるからです。
つまり「出来レース」と口にする際は注意も必要となります。
「あの試合は出来レースに違いない」「選考会なんて言っているが、出来レースなのだから、他の者は真面目にやるのが馬鹿馬鹿しいと思っているだろう」などと使います。
「出来レース」を使った例文と意味を解釈
「出来レース」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「出来レース」を使った例文1
- 「出来レース」を使った例文2
「出来レース」を使った例文1
「出来レースで主役をもらったとは言わせないように頑張る」
「出来レース」とは勝負、選考において最初から話がついているものを言います。
つまり表向きは真剣に競っているように見せているだけで、誰が選ばれるか、勝つか決まっているのです。
例文は、頑張って自分が主役としての力量を持っていると認めさせてみせると言っているのです。
「出来レース」を使った例文2
「あいつは、出来レースで出世しただけじゃないか、真の実力があるわけじゃない」
最初から筋書きがあり、結果が出ているものを「出来レース」と言います。
例文は、出世レースに勝ち上がったのではない、最初から出世することが決まっていただけで、実力があったから出世したのではないと、厳しいことを言っているのです。
「出来レース」の類語や類義語
「出来レース」の類語や類義語を紹介します。
- 「八百長」【やおちょう】
- 「台本通り」【だいほん】
「八百長」【やおちょう】
「八百長」とは、勝負ごとなど、前もって話をつけておき、勝負をつけることを言います。
つまりはいんちきであるということになります。
「あんなにあっさり負けるなんてありえない、これは八百長試合にしか見えない」「八百長試合にお金を払って観に行く気はない」などと使います。
「台本通り」【だいほん】
「台本通り」とはすべてのことが決まっていて、その通りであるという意味になります。
「あれは、台本通りに言っているだけで本心じゃない」「台本通りに、上司受けのいいことを言って出世した」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「出来レース」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。