「括り上げる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「括り上げる」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「括り上げる」の意味
- 「括り上げる」の表現の使い方
- 「括り上げる」を使った例文と意味を解釈
- 「括り上げる」の類語や類義語
「括り上げる」の意味
「括り上げる」の意味は、「動かない様にしっかりと縛ること」です。
複数あるもので、不安定なものを運ぶ時に、バラバラになってしまわない様に、きつく縛りつけてずれない様にすることを言います。
「上げる」という言葉が付くので、何かの目的の為に対象となるものをまとめる時の表現です。
- 「括り上げる」の読み方
- 「括り上げる」を分解して解釈
「括り上げる」の読み方
「括り上げる」の読み方は、「くくりあげる」になります。
「括」を「活」と間違えて「かつりあげる」と読み間違わない様にしましょう。
「括り上げる」を分解して解釈
「括り上げる」は「括り+上げる」で成り立っています。
「括り」は動詞「括る」の連用形で「バラバラの物をひもや縄などで縛りまとめる」「他のものに縛り付ける」「ものごとを締めくくる」「ひとまとめにする」という意味があります。
「上げる」は「低い所から高い所に移動させること」という意味の他に、動詞の連用形に付き「その動作が終ること」「十分に、しっかりの意」という意味があります。
これらの言葉が組み合わさり「バラバラの物をひもや縄などでしっかりと縛りまとめる」という意味で使われる様になりました。
「括り上げる」の表現の使い方
「括り上げる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 日常的に使える
文法的な使い方
「括り上げる」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「括り上げて」になり、名詞形は「括り上げ」になります。
日常的に使える
「括り上げる」は、何かの目的で必要なものを集めて、ひとまとめにする時に使います。
仕事として資材などを束ねることもあれば、単純に雑誌や段ボールなどを処分する時に使うこともあります。
「括り上げる」を使った例文と意味を解釈
「括り上げる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「括り上げる」を使った例文1
- 「括り上げる」を使った例文2
「括り上げる」を使った例文1
「小枝を括り上げて運び易くした」
庭の掃除などをしていた時に、小枝をまとめて縛っておき、運び易い状態にしたことを表しています。
「括り上げる」を使った例文2
「物を運ぶ時に邪魔なので、すだれを括り上げておいた」
物を運び出す時に、すだれが邪魔になる為に縛ってまとめた状態にしたことを表しています。
「括り上げる」の類語や類義語
「括り上げる」の類語や類義語を紹介します。
- 「纏め上げる」【まとめあげる】
- 「縛り上げる」【しばりあげる】
「纏め上げる」【まとめあげる】
「複数でバラバラのものを、一つの状態にすること」という意味です。
「縛り上げる」【しばりあげる】
「縄などでグルグル巻きにして固定すること」という意味です。
「括り上げる」は「動かない様にしっかりと縛ること」という意味です。
バラバラになってしまうものを、ひとまとめにして運び易くする時に使いましょう。