「纏め上げる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
文章中で「纏め上げる」という言葉が使われていることがらあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「纏め上げる」の意味
- 「纏め上げる」の表現の使い方
- 「纏め上げる」を使った例文と意味を解釈
- 「纏め上げる」の類語や類義語
「纏め上げる」の意味
「纏め上げる」の意味は「バラバラになったものを、集めてひとかたまりに仕上げること」です。
幾つかのものがあちこちバラバラの状態になっている時に、対象となるものを漏らさずに集めて、一つの状態にすることを言います。
目に見えるものを表すこともあれば、人の意見や評価など、目に見えないものに対しても使われます。
- 「纏め上げる」の読み方
- 「纏め上げる」の漢字の成り立ち
「纏め上げる」の読み方
「纏め上げる」の読み方は、「まとめあげる」になります。
非常に難しい漢字ですので、多くの場合は「まとめ上げる」と平仮名表記されています。
「纏め上げる」の漢字の成り立ち
「纏め上げる」は「纏め+上げる」で成り立っています。
「纏め」は「纏める」の連用形で、「バラバラのものを集めてひとかたまりにする」「ものごとの筋道を整理する」「お互いで同意する」という意味があります。
「纏める」だけでも意味が通じるのですが、「上げる」が付くことで意味が強調されます。
「上げる」は「ものを高い所へ移動させる」という意味の他に、動詞の連用形に付いて「動作が終ること」「十分に、きっちりの意」という意味があります。
つまり、「纏め上げる」で「バラバラになっているものを集めてひとかたまりにして、その作業を終わらせる」という意味になるのです。
「纏め上げる」の表現の使い方
「纏め上げる」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 手じまいを付ける時に使う
文法的な使い方
「纏め上げる」は動詞ですので、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「纏め上げて」になり、形容詞として使う時には「纏め上げた〇〇」になります。
可能の意味で「纏め上げられる」として使うこともあります。
手じまいを付ける時に使う
「纏め上げる」は「上げる」という言葉が入るので、ものごとの最後の手じまいを付ける時に使われます。
それまでバラバラになっていたものを最終段階として一つにする時の表現です。
「纏め上げる」を使った例文と意味を解釈
「纏め上げる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「纏め上げる」を使った例文1
- 「纏め上げる」を使った例文2
「纏め上げる」を使った例文1
「彼は顧客からの様々な意見をカテゴリごとに纏め上げた」
顧客から寄せられた様々な意見を、「商品について」「対応について」「料金について」など、カテゴリごとに整理してひとまとめにしたことを表しています。
「纏め上げる」を使った例文2
「子会社からの連結決算を纏め上げた」
子会社からの決算報告を待って、親会社の連結決算諸表を作成したことを表しています。
「纏め上げる」の類語や類義語
「纏め上げる」の類語や類義語を紹介します。
- 「総括する」【そうかつする】
- 「ひっくるめる」【ひっくるめる】
「総括する」【そうかつする】
「バラバラになっているものを最後にとりまとめること」という意味です。
「ひっくるめる」【ひっくるめる】
「別々の種類の複数ものを全部ひとつにまとめること」という意味です。
「纏め上げる」は「バラバラになったものを、集めてひとかたまりに仕上げること」です。
ビジネスで最終段階のまとめをする時に使いましょう。