「ハードボイルド」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「ハードボイルド」という言葉は、見聞きしたことがあっても、詳しい意味までも知らないと言う人が多いのではないでしょうか。
目次
- 「ハードボイルド」の意味とは?
- 「ハードボイルド」の表現の使い方
- 「ハードボイルド」を使った例文と意味を解釈
- 「ハードボイルド」の類語や類義語
「ハードボイルド」の意味とは?
「ハードボイルド」とは、小説や映画などにおける表現手法で、暴力的なシーンを隠すことなくストレートに伝える描写のことです。
1920年代のアメリカの小説で用いられたのが起源だとされており、その後に映画にも多く取り入れられ、現在では1つのジャンルとして確立しています。
よって、「ハードボイルド小説」と言えば、そのような(ストレートに暴力的な)描写がそれなりにある内容だと考えていいでしょう。
映画などの映像作品の場合、人によっては見るだけで嫌悪感を抱くかも知れないので注意してください。
「ハードボイルド」の表現の使い方
「ハードボイルド」の表現の使い方を紹介します。
言葉としては、先のように小説や映像作品の内容に関するものですが、「ストレートに暴力的」という意味だけを用いて色々な場面に使うことができます。
一般的に使う場合、こちらの解釈だと考えていいでしょう。
例えば、初めてプロレスを見に行った人が「実際に見ると、思ってたよりハードボイルドなんだな」と使ったり、「高校時代はハードボイルドだったよ」と使った人が居れば、その頃はケンカなどが多かったのだと想像できます。
「ハードボイルド」を使った例文と意味を解釈
「ハードボイルド」を使った例文と、その意味の解釈です。
使える場面はそれなりにある言葉ですが、あまりいい意味ではないのは言うまでもないでしょう。
- 「ハードボイルド」を使った例文1
- 「ハードボイルド」を使った例文2
「ハードボイルド」を使った例文1
「観てみたが、思っていたよりハードボイルド過ぎて自分にはちょっと合わなかった」
映画などの映像作品で、内容が自分には暴力的過ぎだと使っている例です。
レンタル店で「ハードボイルド」コーナーにはそのような作品が集められていると考えていいでしょう。
「ハードボイルド」を使った例文2
「あまりハードボイルドなことはしてくれるなよ」
この場合、直接的な暴力はやめるように言っていると解釈してください。
いい意味で使うことが難しい言葉の為、あまり見聞きしないに越したことはないかも知れません。
「ハードボイルド」の類語や類義語
「ハードボイルド」の類語や類義語を紹介します。
小説や映画などのジャンルとして使う時には代わりにこちらが用いられることも多いです。
- 「バイオレンス」【ばいおれんす】
「バイオレンス」【ばいおれんす】
英語では“violence”と表記し、そのまま「暴力」、または「強烈な印象」と解釈する言葉です。
カタカナ語では前者で使われることが多く、レンタル店に「バイオレンス」コーナーという名称で「ハードボイルド」作品が置かれていることも少なくありません。
「ハードボイルド」と称される作品類は多いですが、その内容の程度はそれぞれです。
中にはそれほどでもないというものもありますが、その手の表現が苦手な人にこのジャンルはおすすめできません。