「術策」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「術策」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「術策」という言葉の理解を深めていきましょう。

目次
- 「術策」の意味
- 「術策」の表現の使い方
- 「術策」を使った例文と意味を解釈
- 「術策」の類語や類義語
「術策」の意味

「術策」とは、悪い物事が上手くいくようにと前もって立てる計画のことを言います。
- 「術策」の読み方
「術策」の読み方
「術策」の読み方は、「じゅっさく」になります。
「術策」の表現の使い方

「術策」を使った表現を紹介します。
「術策」とは、物事が上手く運ぶようにと前もって計画したり、その手段のことを言う言葉です。
ただそれだけならいい意味のようにも思えますが「術策」とは悪い意味合いでの計画として使います。
ですから「術策」という言葉イコール、悪い計画と解釈して差し支えないでしょう。
ようするに自分側からすればいい考え、計画、いわゆる名案だったとしても、相手側にとって不利益を被ることならばそれは相手からすれば「術策」になるわけです。
「敵が術策を用いても我々がしっかりしていれば大丈夫だ」「彼女は術策の名人だから、人を仲違いさせるなんて簡単だろう」「術策に引っかかり身を持ち崩す」などと使います。
「術策」を使った例文と意味を解釈

「術策」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「術策」を使った例文1
- 「術策」を使った例文2
「術策」を使った例文1
「彼女の術策によって、あちこちでトラブルが起こったのは事実だ」
「術策」とは、自分にとって都合良く物事を進める為の計画や手法のことを言います。
自分さえ良ければいいという考えが根底にありますので、信頼関係を損ねることに繋がるのです。
「術策」を使った例文2
「彼は実力だけじゃなく、あらゆるコネと術策を使って今の地位を築いた」
出世する為には手段を選ばないというのは、ある意味前向きであると言えます。
しかし、自分の欲の為に、悪い方法をとることは「術策」と言われてしまうでしょう。
「術策」の類語や類義語

「術策」の類語や類義語を紹介します。
- 「謀略」【ぼうりゃく】
- 「小細工」【こざいく】
「謀略」【ぼうりゃく】
「謀略」とは人を騙したり、蹴落とす為の企みのことを言います。
「こうなったら、こっちも謀略を仕掛けるしかない」「相手の謀略にまんまと引っかかってしまった」「彼がどんな謀略を考えているのか、想像するだけで恐ろしい」などと使います。
「小細工」【こざいく】
「小細工」とは本来は、細やかな手先の細工という意味です。
しかしそれとは別に、本心が透けて見える小さな策略という意味もあります。
「こっちは正直に接しているのに、そっちは小細工を弄するなんて、悪質だぞ」「こんな、バレバレのつまらない小細工をするな」「見え透いた小細工だとはわかっていても、ちやほやされて、おだてられるのは悪い気分ではない」などと使います。
いかがでしたでしょうか。
「術策」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。