「ひしめく」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「ひしめく」は、人や物に対してそういった様子だと使う言葉です。
目次
- 「ひしめく」の意味とは?
- 「ひしめく」の表現の使い方
- 「ひしめく」を使った例文と意味を解釈
- 「ひしめく」の類語や類義語
「ひしめく」の意味とは?
「ひしめく」は、隙間がないほど集まっている様子を表現する為に使います。
「これだけ人がひしめいていると身動きがとれない」といったように使う言葉で、人に使う場合にはその身動きがとれないほどだという様子だと解釈してください。
それ以外の対象に使うこともでき、「物がひしめいていて、もう置き場がない」などと使うと、それだけ物が隙間なく置かれている光景が目に浮かびます。
「ひしめく」の表現の使い方
「ひしめく」の表現の使い方を紹介します。
この言葉は、要は何かが(物理的に)「集まっている」ことだと解釈すると分かりやすく、その様子の表現にのみ使います。
よって、他の意味は一切ない為、とても分かりやすい言葉です。
それを実際に確認した訳ではなく、想像で使うこともできます。
例えば、「このトーナメントは強豪ばかりがひしめいている」などという使い方がそれになり、強豪だらけだと表現しています。
「ひしめく」を使った例文と意味を解釈
「ひしめく」を使った例文と、その意味の解釈です。
何かがそれほど集まっている様子であれば、必ずしも物理的ではなくても構いません。
- 「ひしめく」を使った例文1
- 「ひしめく」を使った例文2
- 「ひしめく」を使った例文3
「ひしめく」を使った例文1
「大作がひしめいているだけに、どれが入賞してもおかしくないだろう」
大作と表現されるほどの優秀な作品が集まっていると使っています。
このような使い方では、それが物理的な物ではない詩や文章などであっても構いません。
「ひしめく」を使った例文2
「こんなに物がひしめく中から、よく見付けることができたものだ」
それほど物が集まっている中で、よく見付けられたと言っています。
「ひしめく」の基本と言える使い方で、その様子がよく分かる表現となっています。
「ひしめく」を使った例文3
「あの人のひしめき具合は、満員電車を想像てしてしまうほどだ」
この「ひしめき具合」という形にして使うこともできる言葉です。
「隙間のないほどの集まり具合」という意味で普通に使われており、「具合」を「度合」として使っても意味は変わりません。
「ひしめく」の類語や類義語
「ひしめく」の類語や類義語を紹介します。
どちらもよく似た意味で使える言葉です。
- 「密集」【みっしゅう】
- 「群がる」【むらがる】
「密集」【みっしゅう】
「人が密集する」、「物が密集する」といったように、「ひしめく」の言い換え表現になります。
意味自体も「隙間なく集まる様子」となり、ほとんど一緒の意味だと考えていいでしょう。
「群がる」【むらがる】
人や生き物が「ひしめいている」様子に対して使える表現です。
物にはまず使わない言葉なので、この言葉を見聞きした際には対象はそれらだということが分かります。
「ひしめく」は、覚えてしまえば簡単な言葉なので、色々なそのような様子に対して広く用いることができます。