「けしかける」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
この「けしかける」は、まずいい意味では使われない言葉です。
目次
- 「けしかける」の意味とは?
- 「けしかける」の表現の使い方
- 「けしかける」を使った例文と意味を解釈
- 「けしかける」の類語や類義語
「けしかける」の意味とは?
「けしかける」とは、相手に自分の考えているような言動をとらせることです。
そのように仕向けると使う言葉で、実際にそのような言動を起こすことがなくとも、仕向けたこと自体に対して使えます。
「うまくけしかけたと思ったが、思ったようには動いてくれなかった」のように、主に悪い言動を起こすように仕向ける時に使う言葉で、イメージとしては「そうするように」と強く言っているのと同じだと考えていいでしょう。
「けしかける」の表現の使い方
「けしかける」の表現の使い方を紹介します。
先のように、悪いことをするように(もしくは発言するように)と強く言うことが、この「けしかける」という言葉です。
時には直接言葉では表現せず、それと分かるような行為によって行うこともあります。
そのようにされた側が「そんなにけしかけないでくれ」のように使うこともできる言葉で、「けしかけられている」と思えば、そのような用い方をして拒否することがあります。
この言葉には漢字表現があり、「嗾ける」と表記します。
しかし、この漢字は常用外で、漢字検定準1級クラスになる為、あまり使われることはなく、平仮名での表記が一般的です。
「けしかける」を使った例文と意味を解釈
「けしかける」を使った例文と、その意味の解釈です。
いいことを表す言葉ではない為、この例文のような使い方になることがほとんどです。
- 「けしかける」を使った例文1
- 「けしかける」を使った例文2
「けしかける」を使った例文1
「あれほどけしかければ、さすがに行動に移すだろう」
何かのあまりよくないことをするようにと散々仕向けたので、行動に移してくれるに違いないと言っています。
とても褒められたことではありませんが、この言葉はそのような時にこそ使われます。
「けしかける」を使った例文2
「けしかける必要もなく、自発的にそうしてくれたようだ」
無理にそれをするように仕向けることなく、自分からそうしてくれたと使っています。
何とも言えないところですが、誰かにけしかけられてするよりはいいのかも知れません。
「けしかける」の類語や類義語
「けしかける」の類語や類義語を紹介します。
同じように、何かの言動を起こすように仕向ける時に使うことが多い言葉です。
- 「煽る」【あおる】
「煽る」【あおる】
よく似た意味の言葉で、この「煽る」ことによって、そうされた方は本来しなくてもいいようなことまでしてしまうことがあります。
そのような状態を「煽られる」と表現しますが、できれば素直には聞かずに拒否するべきだと言えるでしょう。
「けしかける」は、そのようにされた側次第だと言える言葉でもあります。
いくら何か(悪い内容が絡むこと)をするようにと仕向けられても、そうはしなければいい問題です。
そうだと感じた時には、本当に行うべきなのか一度落ち着いて考えてみましょう。