「怒りを買う」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「怒りを買う」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「怒りを買う」の意味
- 「怒りを買う」の表現の使い方
- 「怒りを買う」を使った例文と意味を解釈
- 「怒りを買う」の類語や類義語
「怒りを買う」の意味
「怒りを買う」の意味は、「自分の言動が原因で相手をおこらせてしまうこと」です。
自分が言ったことやしたことに対して、相手が不快に思う、または相手が自分を侮辱されたと思い、腹を立ててしまうことを言います。
他の誰かやものごとに対してではなく、完全に自分に対しておこっている時の表現です。
目の前でしたことに対して腹を立てることもあれば、相手のいないところでしたことが気に食わずに腹を立てることもあります。
- 「怒りを買う」の読み方
- 「怒りを買う」を分解して解釈
「怒りを買う」の読み方
「怒りを買う」の読み方は、「いかりをかう」になります。
「怒り」を「おこり」と読み間違わない様にしましょう。
「怒りを買う」を分解して解釈
「怒りを買う」は「怒り+を(助詞)+買う」で成り立っています。
「怒り」とは「おこること」「腹を立てること」「不快に思って感情的になること」という意味があります。
「買う」は「代金を支払い自分のものにする」「自分のしたことが元でよくない結果を身に負う」「進んで引き受ける」「価値を高く評価する」という意味があります。
これらの言葉が組合わさり「自分がしたことが元で相手が腹を立てる結果になる」という意味で使われています。
「怒りを買う」の表現の使い方
「怒りを買う」の表現の使い方を紹介します。
- 「怒りを買う」の文法的な使い方
- 「怒りを買う」は自覚していない時でも使う
「怒りを買う」の文法的な使い方
「怒りを買う」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「怒りを買い」になります。
「怒りを買う」は自覚していない時でも使う
「怒りを買う」は、自分がしたことで相手を怒らせてしまうという意味ですが、意図的に怒らせようとしなくても怒ってしまうことがあります。
自分で身に覚えがなくても、何かの言動に対して相手が怒ってしまった時には「怒りを買う」が使われます。
「怒りを買う」を使った例文と意味を解釈
「怒りを買う」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「怒りを買う」を使った例文1
- 「怒りを買う」を使った例文2
「怒りを買う」を使った例文1
「彼は部長がカツラであることをバラしてしまい、怒りを買うことになった」
部長がカツラを付けていることをついうっかり人に話してしまい、怒らせてしまったことを表しています。
「怒りを買う」を使った例文2
「若い女性社員が飲み会でちやほやされて、お局様の怒りを買う羽目になった」
若い女性の新入社員が飲み会で男性社員にモテモテ状態で、お局様を怒らせてしまったことを表しています。
「怒りを買う」の類語や類義語
「怒りを買う」の類語や類義語を紹介します。
- 「逆鱗に触れる」【げきりんにふれる】
- 「地雷を踏む」【じらいをふむ】
「逆鱗に触れる」【げきりんにふれる】
「自分より目上の人に逆らって激しく怒らせること」という意味です。
龍のあごの下には、一枚だけ「逆さまのうろこ」が生えていて、それに触れると激しく怒り出すと言われたことに由来しています。
「地雷を踏む」【じらいをふむ】
「相手の触れられたくないコンプレックスや秘密にうっかり触れてしまい、激しく怒らせてしまうこと」と言います。
ピンポイントで地雷を踏んでしまい、大爆発をする様子に例えています。
「怒りを買う」は、「自分の言動が原因で相手をおこらせてしまうこと」という意味です。
ついうっかり相手を怒らせてしまった時に使いましょう。