「甲高い」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
日常会話や小説などで「甲高い」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「甲高い」の意味
- 「甲高い」の表現の使い方
- 「甲高い」を使った例文と意味を解釈
- 「甲高い」の類語や類義語
「甲高い」の意味
「甲高い」の意味は、「非常に高くて鋭い音のこと」です。
ただ高いだけではなく、細くて鋭く、耳にキーンとくる様な金属音のことを言います。
遠くからでも響き、聞いた人が「何ごとか」と思う様な音で、女性が驚いたり興奮したりした時に出す、高く響く声などを表す言葉です。
- 「甲高い」の読み方
- 「甲高い」の由来
「甲高い」の読み方
「甲高い」の読み方は、「かんだかい」になります。
「こうだかい」と読み間違えない様にしましょう。
「甲高い」の由来
「甲高い」の「甲」は、「手の甲」や「亀の甲」の「甲」という意味ではありません。
音楽の用語で、昔は高音と低音のことをそれぞれ「甲乙」と言っていました。
「甲」は「かふ」と表記され、音の高さや鋭さを強調する表現として「甲」を付けて、「甲高い」と言われる様になったのです。
後に言葉が続く時の言い方として、段々と「かん」と読まれる様になり、「かんだかい」と読まれる様になったのです。
「甲高い」の表現の使い方
「甲高い」の表現の使い方を紹介します。
- 「甲高い」の文法的な使い方
- 「甲高い」は良い意味では使われない
「甲高い」の文法的な使い方
「甲高い」は形容詞であり、文末にそのまま使えます。
副詞として使う時には「甲高く」になります。
「甲高い」は良い意味では使われない
「甲高い」は、非常に耳に付く音声を表します。
特に「甲高い声」というと、女性が興奮して叫ぶ耳障りな声のことを言います。
オフィスで「甲高い声」と言われた時には良くない意味か、うるさいと注意されていると思いましょう。
「甲高い」を使った例文と意味を解釈
「甲高い」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「甲高い」を使った例文1
- 「甲高い」を使った例文2
「甲高い」を使った例文1
「ステージにアイドルが現れた途端に女性が甲高い声を上げた」
アイドルのコンサートに行き、それまで大人しくしていた女性達が、アイドルがステージに現われた途端に鋭く高い声で叫んだことを表しています。
「甲高い」を使った例文2
「試合で逆転した時に、観客席から甲高い声が上がった」
野球やサッカーなどの試合を観戦していた時に、応援しているチームが逆転をした際に、観客席から男性だけではなく、女性の悲鳴や声援が飛んだことを表しています。
「甲高い」の類語や類義語
「甲高い」の類語や類義語を紹介します。
- 「黄色い声」【きいろいこえ】
- 「金切り声」【かなきりごえ】
「黄色い声」【きいろいこえ】
「子供や女性の出す高くてヒステリックな声のこと」という意味です。
昔はお経を読む時に、経典に抑揚が記されていました。
高く読む部分は黄色くなっていたことから来ています。
「金切り声」【かなきりごえ】
「女性や子供が叫ぶ非常に細く高い声」という意味です。
金属を切る時に出る「キーッ」という細く高い音からきています。
「甲高い」は「非常に高くて鋭い音のこと」という意味です。
女性や子供が出す、耳障りな高い叫び声に対して使いましょう。