「いかんともしがたい」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「いかんともしがたい」という言葉がありますが、この言葉を耳にした時は非常に深い絶望感に襲われるような印象があります。
普段の日常生活の中でも、時折、使われることがある言葉なので、今回は、この「いかんともしがたい」にフォーカスして、意味や活用場面を紹介して行きながら、解説していくことにします。
目次
- 「いかんともしがたい」とは?意味
- 「いかんともしがたい」の表現の使い方
- 「いかんともしがたい」を使った例文と意味を解釈
- 「いかんともしがたい」の類語や類義語
「いかんともしがたい」とは?意味
「いかんともしがたい」とは、「どんな手も打てずに解決することができない」、「どのような対処策を講じても、問題を解消させることが困難である」という意味がある表現です。
「いかんともしがたい」の表現の使い方
「いかんともしがたい」は「あらゆる手を打っても解決することができない」という意味になるので、対応に困った状況を言い表す場面で使われることになります。
「いかんともしがたい」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「いかんともしがたい」を使った例文を見ながら、具体的な活用シーンをイメージしてみることにしましょう。
- 「いかんともしがたい」を使った例文1
- 「いかんともしがたい」を使った例文2
「いかんともしがたい」を使った例文1
「台風や地震のような災害では、人の力ではいかんともしがたい自然のパワーがあり、到底、太刀打ちすることができないのだ」
科学が進歩した現代社会においては、今までできなかったことが短時間に効率的に実現できるようになりました。
しかし、それでも台風や地震のような自然災害を予測したり、食い止めることができません、
これこそ「いかんともしがたい」超自然の力なのです。
「いかんともしがたい」を使った例文2
「いくら美しい衣服を身にまとわせても、あの醜い顔をきれいに見せることはいかんともしがたい」
ちょっと失礼な例文かもしれませんが、「とても美しいドレスや衣装を着たとしても、醜い顔を映えさせることができない」ということを言っています。
外見だけで人を判断することは、失礼なことですが、どうしても「いかんともしがたい」ことがあるものです。
「いかんともしがたい」の類語や類義語
「いかんともいがたい」を他の言葉で言い換えるとするなら、他にどのような言葉があるかを見て行くことにします。
- 「なす術がない」【なすすべがない】
- 「お手上げ」【おてあげ】
「なす術がない」【なすすべがない】
「なす術がない」が「いかんともしがたい」に近い意味を持つ言葉そて挙げることができます。
「悪い状態に対して、そのことを良き方向に持っていく解決策がないこと」という意味になります。
「お手上げ」【おてあげ】
「お手上げ」も「いかんともしがたい」の類義語となりますが、「ある物事が起こることを止めたりすることができない」という意味になります。
「いかんともしがたい」という言葉の意味や使い方を見てきましたが、私達の身の周りで起こる出来事には、必ず何かの原因や要因があります。
しかし、そのことを人為的に変えていくことができないものも少なくありません。
そのような時は、そのことを素直に受け入れるしかないのかもしれません。