「厳しく咎める」の意味とは！類語や例文など詳しく解釈

「厳しく咎める」の意味

「厳しく咎める」の意味は以下の2つです。

1つ目は、「手加減をせずに責めたてて非難すること」という意味で、ミスや罪をした時、或いは欠点などがある時に、そのものごとの重大さを知らしめる為に、強い態度で責めることを言います。

2つ目は「ものごとについて徹底的に問いただすこと」という意味で、疑惑がある人や怪しいと思う人に対して、強い態度で事実を問いただすことを言います。

• 「厳しく咎める」の読み方
• 「厳しく咎める」を分解して解釈

「厳しく咎める」の読み方

「厳しく咎める」の読み方は、「きびしくとがめる」になります。

「咎める」という漢字が難しいので平仮名表記にされることもあります。

「厳しく咎める」を分解して解釈

「厳しく咎める」は「厳しく+咎める」で成り立っています。

「厳しく」は形容詞「厳しい」の活用形で、「少しのゆるみやたるみも許さない様子」「いい加減なことは許されない様子」「ものごとが緊迫している様子」という意味があります。

「咎める」は「悪いことをしたと思い心を痛める」「失敗や罪、欠点などを取り上げて責める」「怪しんで問い詰める」という意味があります。

これらの言葉が組合わさり「少しの手加減もなく失敗や罪などを取り上げて責め立てる」「いい加減なことは許さず問い詰める」という意味で使われています。

「厳しく咎める」の表現の使い方

「厳しく咎める」の表現の使い方を紹介します。

• 文法的な使い方
• ビジネスで使う場合

文法的な使い方

「厳しく咎める」は動詞を含んだ表現であり、文末にそのまま使えます。

副詞として使う時には「厳しく咎めて」になり、受け身形として「厳しく咎められる」と使うこともあります。

ビジネスで使う場合

「厳しく咎める」は、ビジネスで使う時には「責任を追及する」という意味になります。

ミスやトラブルが起きたことをただ責めるだけではなく、原因を深く追求する時の表現です。

「厳しく咎める」を使った例文と意味を解釈

「厳しく咎める」を使った例文とその意味を解釈していきます。

• 「厳しく咎める」を使った例文1
• 「厳しく咎める」を使った例文2

「厳しく咎める」を使った例文1

「取引先との打ち合わせに遅刻した社員を厳しく咎めた」

ビジネスで取引先は最優先されるべきであり、打ち合わせに遅刻するとは非常識であると強く叱ったことを表しています。

「厳しく咎める」を使った例文2

「彼氏が浮気をしている様子なので厳しく咎めた」

彼氏の行動に怪しい点があったので、徹底的に問い詰めて白状させたことを表しています。

「厳しく咎める」の類語や類義語

「厳しく咎める」の類語や類義語を紹介します。

• 「非難轟々」【ひなんごうごう】
• 「激しく糾弾する」【はげしくきゅうだんする】

「非難轟々」【ひなんごうごう】

「ものごとや行いに対して否定的な意見や講義が殺到すること」という意味です。

「激しく糾弾する」【はげしくきゅうだんする】

「政治家の不祥事や汚職など、疑惑について非難をして、徹底的に責任を追及すること」という意味です。