「波風」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「波風」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「波風」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「波風」の意味
- 「波風」の表現の使い方
- 「波風」を使った例文と意味を解釈
- 「波風」の類語や類義語
「波風」の意味
「波風」というのは「波と風」という意味であり、それ以外にも「風が強く吹いて波立つ」という意味があります。
また、一般的には「家庭や世間に起こるゴタゴタ」という意味で使われることも多く、「波風を立てる」と言ったら「物事に面倒な事案や揉め事を持ち込む」という意味になります。
「波風が立つ」という形で使われることもあり、「それまで平穏だったところに揉め事が起きる」という意味になります。
これ以外に「様々な辛い事柄」という意味で使われることもあります。
- 「波風」の読み方
「波風」の読み方
「波風」の読み方は、「なみかぜ」になります。
「波風が立つ」などという言い回しでよく使われますので、ぜひ覚えておきましょう。
「波風」の表現の使い方
「波風」の表現の使い方を紹介します。
「波風が立つ」「波風を立てる」などという形で使われることが多く、「揉め事を持ち込む」などという意味になります。
例えば、「祖母の遺産をめぐって我が家に波風が立った」と言えば、「おばあさんの遺産相続をめぐって家庭内がもめている」という意味になります。
あるいは、不倫や不貞行為によって「波風が立つ」こともあるでしょう。
また、「世の波風に揉まれる」などと言われることもあります。
「波風」を使った例文と意味を解釈
「波風」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「波風」を使った例文1
- 「波風」を使った例文2
「波風」を使った例文1
「台風が近付き、波風が強まりました」
最近は異常気象が多いと言われていますが、それによって台風の回数も増えました。
台風が近づいてくると「波風」が強まるため、海や川などの近くに住んでいる人は注意しなければいけません。
川などが氾濫してしまうと浸水被害なども起こりますので、川の近くに住んでいる人などは台風の接近に応じて準備をしておく必要があります。
「波風」を使った例文2
「父の浮気により、我が家に波風が立ちました」
両親のどちらかが不貞行為を働いたら、それによって家族が平穏ではいられないという状態になってしまうかもしれません。
もちろん、パートナーの信頼関係にも傷が入りますし、それによって子供との関係が悪化してしまうこともあるのではないでしょうか。
今まで家庭内が平和であったとしても、不貞行為によって家庭が崩壊してしまうという可能性もあります。
「波風」の類語や類義語
「波風」の類語や類義語を紹介します。
- 「不協和音」【ふきょうわおん】
- 「軋轢」【あつれき】
「不協和音」【ふきょうわおん】
「不協和音」というのは「2つ以上の音が同時に出された時、全体が調和しないで不安定な感じを与える和音」という意味になります。
「協和しない音程関係を持つもの」という意味です。
「軋轢」【あつれき】
「軋轢」というのは「仲が悪くなる」ということです。
車輪が軋むという意味からできあがった表現だと考えられます。
「波風」という表現は日常的にも使われます。
ぜひ意味を覚えておきましょう。