「波風を立てない」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ドラマや小説などで「波風を立てない」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。

目次
- 「波風を立てない」とは?
- 「波風を立てない」の表現の使い方
- 「波風を立てない」を使った例文と意味を解釈
- 「波風を立てない」の類語や類義語
「波風を立てない」とは?

「波風を立てない」の概要について紹介します。
- 「波風を立てない」の読み方
- 「波風を立てない」の意味
- 「波風を立てない」の言葉の成り立ち
- 「波風を立てない」の由来
「波風を立てない」の読み方
「波風を立てない」は「なみかぜをたてない」と読みます。
「波浪」で「はろう」と読みますが、「波風」は「はふう」とは読みません。
「波風を立てない」の意味
「波風を立てない」の意味は、「ものごとを面倒にしたり、もめごとを持ち込んだりしないこと」です。
現在スムーズに行っていることに対して、自分からトラブルを起こしたり、わざとものごとを複雑にしたりして、周囲を混乱させない様にすることを言います。
「波風を立てない」の言葉の成り立ち
「波風を立てない」は「波風+を(助詞)+立てない」で成り立っています。
「波風」は「波と風」という意味の他に「もめごと・ごたごた」「辛い状況」という意味があります。
「立てない」は「立てる」の否定形で「ものごとや状態を新たにつくり上げない」という意味です。
これらの言葉が組み合わさり「もめとごやごたごたを新たにつくり上げない」という意味で使われているのです。
「波風を立てない」の由来
「波風を立てない」は「波風を立てる」という慣用句の否定形です。
由来は、水面に波が立つ程の強い風を立てることから、「トラブルや面倒な事態を起こすこと」という意味で使われる様になりました。
「波風を立てない」の表現の使い方

「波風を立てない」の使い方を紹介します。
- 人間関係に対して使う
- 自発的な意味で使う
人間関係に対して使う
「波風を立てない」は基本的に人間関係に対して使われます。
人との関係が険悪にならない様に気を付けることを表しています。
自発的な意味で使う
「波風を立てない」は、「自分から意図してトラブルやごたごたを起こさない」という自発的な意味です。
周囲から面倒なことを持ち込まれてしまう場合には「波風が立つ」、否定形は「波風が立たない」になります。
「波風を立てない」を使った例文と意味を解釈

「波風を立てない」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「波風を立てない」を使った例文1
- 「波風を立てない」を使った例文2
「波風を立てない」を使った例文1
「これ以上嫁姑関係で波風を立てないで欲しい」
嫁と姑の仲が悪く、いつもギラギラした関係なので、夫が心配している様子を表しています。
「波風を立てない」を使った例文2
「彼とは合わないが波風を立てないでここまでやってきた」
相性が合わない相手とチームで仕事をすることになり、いつか大ゲンカするだろうと思っていたら、お互いプロフェッショナルに協力し合って目標を達成できてしまったことを表しています。
「波風を立てない」の類語や類義語

「波風を立てない」の類語を紹介します。
- 「角が立たない」【かどがたたない】
- 「事を荒立てない」【ことをあらだてない】
「角が立たない」【かどがたたない】
「お互いの関係がぎくしゃくしないこと」という意味です。
人間関係を、角があってガチガチとぶつかる様子に例えています。
「事を荒立てない」【ことをあらだてない】
「わざわざものごとをかき乱す様なことをしない」という意味です。
「波風を立てない」は「ものごとを面倒にしたり、もめごとを持ち込んだりしないこと」です。
ビジネスでも使えるので覚えておきましょう。