「波風を立てる」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「波風を立てる」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「波風を立てる」という言い回しについて詳しく紹介していきます。
目次
- 「波風を立てる」の意味
- 「波風を立てる」の表現の使い方
- 「波風を立てる」を使った例文と意味を解釈
- 「波風を立てる」の類語や類義語
「波風を立てる」の意味
「波風を立てる」というのは「物事に面倒な事案や揉め事を持ち込む」という意味を持っています。
「雰囲気を悪くするような行動を取る」「とげとげしくする」と言われることもあり、「波風を立てないように」と言われる場合もあります。
これは「物事を伝えるときに直接的ではなく遠回しに言及する様子」を指します。
- 「波風を立てる」の読み方
「波風を立てる」の読み方
「波風を立てる」の読み方は、「なみかぜをたてる」になります。
日常的にも使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「波風を立てる」の表現の使い方
「波風を立てる」の表現の使い方を紹介します。
「波風を立てる」は「家庭や世の中に揉め事が起こる」という意味です。
例えば、「祖母が残した財産は私たちの家庭に波風を立てた」のように使われ、「風が強く吹いて波が立つ」ということからこの表現が作られました。
どれだけ平穏な家族であっても、財産が絡むと複雑になるとも言われています。
財産相続をめぐり、兄弟関係や親子関係が悪くなってしまうことも珍しくないと考えられ、まさに「財産が波風を立てている」と言えるでしょう。
「波風を立てる」を使った例文と意味を解釈
「波風を立てる」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「波風を立てる」を使った例文1
- 「波風を立てる」を使った例文2
「波風を立てる」を使った例文1
「彼女の発言は平穏なオフィスに常に波風を立てます」
どれだけみんなで協力して仕事をしているオフィスでも、誰かが余計なひとこと言ってしまうために「波風が立った」という経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
「波風を立てる」発言をする人は何も気づいていないこともあり、周りばかりが迷惑だと思ってしまうこともあります。
「波風を立てる」発言は控え、皆が仕事に集中できるようにする必要があります。
「波風を立てる」を使った例文2
「父の浮気は家庭に大きな波風を立てました」
もしも両親のどちらかが浮気をしているなどということがあれば、家族は平穏ではいられないでしょう。
帰りが遅い、休日出勤が多い、などということで浮気がばれる事は珍しくありませんが、それによって夫婦関係が悪くなり、家族関係まで悪化してしまうこともあります。
平和な家族を守りたいと思うのであれば、家庭に「波風を立てる」ような事は控えるべきです。
「波風を立てる」の類語や類義語
「波風を立てる」の類語や類義語を紹介します。
- 「角を立てる」【かどをたてる】
- 「刺々しい」【とげとげしい】
「角を立てる」【かどをたてる】
「角を立てる」というのは「ことを荒立てる」「いちいちつっかかる」という意味です。
「人の感情を刺激する言動をとる」という時にも使われる言葉です。
「刺々しい」【とげとげしい】
「刺々しい」というのは「気難しく相容れない気質を持つ」という意味です。
「彼女の物言いは常に刺々しいです」などと使われます。
「波風を立てる」という表現は日常的にも使われますのでぜひ覚えておきましょう。
「波風を立てないように」しなければいけません。