「英明」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
小説や物語などで「英明」という言葉が使われていることがあります。
一体どの様な意味があるのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「英明」の意味
- 「英明」の表現の使い方
- 「英明」を使った例文と意味を解釈
- 「英明」の類語や類義語
「英明」の意味
「英明」の意味は「優れて賢く、道理に明るいこと」です。
頭が良いだけではなく、ものごとの道理もわきまえていて、常に冷静に正しい判断ができることを言います。
主に位や立場の高い人に対して使われる言葉で、リーダーシップを取る人や、一国の王などの資質を表す言葉です。
分り易い漢字でイメージも良いので、男性の名前に使われることも多くあります。
- 「英明」の読み方
- 「英明」の言葉の成り立ち
- 「英明」と「英邁」の違い
「英明」の読み方
「英明」の読み方は、「えいめい」になります。
「ひであき」と読み間違わない様にしましょう。
「英明」の言葉の成り立ち
「英明」の「英」は、「優れている人」「花を表す意」「イギリス・英語の略」という意味があります。
「明」は「あかるい」とも読み「光が当たって良く見えること」「道理がはっきりしていること」「ものごとを見通す力」「視力」という意味があります。
これらの意味が組み合わさり、「優れていてものごとを見通す力があること」という意味で使われています。
「英明」と「英邁」の違い
「英明」と似た意味の言葉に「英邁」があります。
この2つは辞書を引いてもお互いの意味として載っていて、厳密な使い分けはありません。
どちらも同じ意味で使えますが、どちらも固い言葉であり、日常会話では滅多に使われません。
「英明」の表現の使い方
「英明」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 身分が高い人に対して使う
文法的な使い方
「英明」は名詞ですので、文末に使う時には形容動詞として「英明だ・である」となります。
形容詞として「英明な〇〇」と使われることが多くなります。
身分が高い人に対して使う
「英明」は、身分が高い人が優れている様子に使われます。
指導者となる人や、貴族など、普通の人よりもレベルが高い人が、より優秀であることを表す言葉です。
一般の人に使うと嫌味に聞こえることもあるので注意しましょう。
「英明」を使った例文と意味を解釈
「英明」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「英明」を使った例文1
- 「英明」を使った例文2
「英明」を使った例文1
「指導者の英明な判断により、争いを回避できた」
相手と険悪な関係にある時に、指導者が忍耐強い対応をする判断を下したお蔭で、争いにならずに済んだことを表しています。
「英明」を使った例文2
「英明な王が統治する国家は安泰が続く」
私利私欲ばかり追い求める王よりも、賢くて国民のことを考える王が君臨する国家の方が長く繁栄すると言っています。
「英明」の類語や類義語
「英明」の類語や類義語を紹介します。
- 「聡明」【そうめい】
- 「才知ある」【さいちある】
「聡明」【そうめい】
「理解力や判断力が優れている様子」という意味です。
「才知ある」【さいちある】
「才能と知恵の両方を兼ね備えていること」という意味です。
「英明」は「優れて賢く、道理に明るいこと」という意味です。
身分の高い人が非常に優秀で誇らしいと思う時に使いましょう。