「不信感」とは?意味や使い方!例文や解釈
「不信感」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。
ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。
では一緒に「不信感」という言葉の理解を深めていきましょう。
目次
- 「不信感」とは?
- 「不信感」の表現の使い方
- 「不信感」を使った言葉と意味を解釈
- 「不信感」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「不信感」の反対語
- 「不信感」の類語や類義語・言い換え
- 「不信感」の英語と解釈
「不信感」とは?
「不信感」とは信用できないという思いのことを言います。
- 「不信感」の読み方
「不信感」の読み方
「不信感」とは「ふしんかん」と読みます。
「不信感」の表現の使い方
「不信感」の「不信」とは信用しない、信義を守らない、偽りがあることという意味があります。
そのような感じを持つということで「不信感」とは信用できない人、物事に対して使う言葉です。
しかし「不信感」とは信用できないという、このようなはっきりとした意味合いがありますので、口に出して言えば相手側からすれば面白くありませんし、言われた相手に対していい感情を持つことはなくなるでしょう。
そのようなことから、面と向かって言うには注意が必要となる言葉でしょう。
「あなたには不信感しかない」などと言いますのは「信用できません」と言っているのと同じです。
「不信感を持たれないように日頃から気をつけなさい」「一度不信感が芽生えれば、疑う気持ちが大きくなるだけだ」などと使います。
「不信感」を使った言葉と意味を解釈
「不信感」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不信感が強い」
- 「不信感を抱いている」
- 「学校に不信感」
「不信感が強い」
「不信感が強い」とは、信用できないという思いが強いことで「信用できない」とはっきり言うことができない場合に、このような言い方をするのです。
「彼女は、部活の顧問に対して不信感が強いので、退部する可能性がある」「消費者は、あの会社の商品には不信感が強いのか、ほとんど売れなくなったと聞く」などと使います。
「不信感を抱いている」
「不信感を抱いている」とは、相手や物事に対して、疑いを持っている、信じていない気持ちがあるという意味で使います。
「自分に対して不信感を抱いている相手と、一緒に暮らすのは苦しい」「あれから、ずっと夫に対して不信感を抱いている」などと使います。
「学校に不信感」
「学校に不信感」「会社に不信感」などと使いますが、これは何か物事が起こって、その対応が悪かったとか、隠蔽していたことが明るみに出るなどして、それまでは信じていたが、今は信じることができないといった時に使われる言い回しです。
「いじめの隠蔽が明るみになり、学校に不信感を持つ保護者が増えている」「ちゃんと指導できているのかと、学校に不信感がある」などと使います。
「不信感」を使った例文や短文など(意味を解釈)
それでは「不信感」を使った例文をいくつか紹介しましょう。
意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。
- 「不信感」を使った例文1
- 「不信感」を使った例文2
「不信感」を使った例文1
「彼女にはかなり、不信感を持っていますので、今後会うことはありませんし、連絡先も消去しています」
「不信感を持つ」とは疑いの心があるという意味で、信じることができないということです。
例文のように「かなり、不信感をもっている」という状態は、もう付き合うことはできない、信用できないということです。
「不信感」を使った例文2
「ここまで大きくなった、学校への不信感をどうすればいいのか」
「不信感」とは信用できない思いという意味です。
「不信感」が小さい時ならば修復、改善は可能なケースもあります。
しかし大きくなれば信用できないとなり、関係は壊れてしまうことになるでしょう。
「不信感」の反対語
「不信感」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。
明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。
- 「信頼感」【しんらいかん】
- 「共感」【きょうかん】
「信頼感」【しんらいかん】
「信頼感」とはある人物、物事を高く評価していて、すべて任せられるという気持ちのことを言います。
「共感」【きょうかん】
「共感」とは他の考え、行動に全くその通りであると感じることができることを言います。
「彼女の方針に共感した」などと使います。
「不信感」の類語や類義語・言い換え
言葉の意味が理解できましたところで、「不信感」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。
こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。
- 「嫌悪感」【けんおかん】
- 「猜疑心」【さいぎしん】
- 「抵抗感」【ていこうかん】
- 「反感」【はんかん】
- 「不快感」【ふかいかん】
「嫌悪感」【けんおかん】
「嫌悪感」とは嫌って憎むこと、ひどく嫌いだと感じることを言います。
「彼女には嫌悪感しかない」「嫌悪感が強い」などと使います。
「猜疑心」【さいぎしん】
「猜疑心」とは相手の行動を疑ったり、妬む気持ちを言います。
「どこまで猜疑心の強い奴なのだ」「彼女の猜疑心から、我々の関係性は悪くなっていった」などと使います。
「抵抗感」【ていこうかん】
「抵抗感」とはそのままでは受け入れがたい、反発したい感じを言います。
「そのようなやり方は、私は抵抗感があります」「派手な衣装は、抵抗感があってこれまで、試してみることはなかった」などと使います。
「反感」【はんかん】
「反感」とは相手の言動、思いなどを不快に感じて反発する気持ちのことを言います。
「どうやら、かなり反感を買ったようだ」「彼女は私に反感を持っていますので何を言っても聞く気はないでしょう」という風に使います。
「不快感」【ふかいかん】
「不快感」とは不愉快な気持ちを言います。
「彼のジョークには不快感しかない」「この、不快感を何とかしたい」などと使います。
「不信感」の英語と解釈
「不信感」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。
英語では“distrust”、“suspicion”という単語を使います。
例文は“Public distrust of the government is on the rise”(政府に対する国民の不信感が募っている)となります。
いかがでしたでしょうか。
「不信感」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。
それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。