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「丁重」とは?意味や使い方!例文や解釈

「丁重」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「丁重」という言葉の理解を深めていきましょう。

丁重

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目次

  • 「丁重」とは?
  • 「丁重」の表現の使い方
  • 「丁重」を使った言葉と意味を解釈
  • 「丁重」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「丁重」の反対語
  • 「丁重」の類語や類義語・言い換え
  • 「丁重」の英語と解釈


「丁重」とは?

「丁重」とは?

「丁重」とは扱いなど、心がこもっている、礼儀正しい、手厚いことを言います。

また注意深く大事に扱うことも「丁重」と言います。

  • 「丁重」の読み方

「丁重」の読み方

「丁重」とは「ていちょう」と読みます。



「丁重」の表現の使い方

「丁重」の表現の使い方

「丁重」とは大きく分けて二通りの意味合いがあります。

一つは扱いなど心がこもっていること、礼儀正しくて手厚いという意味です。

これは人が人に対して使うことがほとんどでしょう。

例えば「丁重にお断りする」と言うのは、相手に対して失礼がないように、礼儀正しく断るという意味になります。

同じ「断る」にしましても、丁寧に「断り」の言葉を言われる方が、相手としても納得がいくことでしょう。

他には「丁重に葬る」「丁重におもてなしをする」などと使います。

さて、もう一つの意味合いは、注意深く、大事に扱うという意味です。

これは物に対して使うことが多いでしょう。

「丁重にしまい込む」「丁重に保管する」などと言いますのは、適当な扱いではない、大事に扱っているということがわかるかと思います。

「丁重」を使った言葉と意味を解釈

「丁重」を使った言葉と意味を解釈

「丁重」を使った言葉や言い回しをいくつか紹介していきます。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「丁重なおもてなし」【ていちょうなおもてなし】
  • 「丁重なお断り」【ていちょうなおことわり】
  • 「丁重に運ぶ」【ていちょうにはこぶ】

「丁重なおもてなし」【ていちょうなおもてなし】

「丁重なおもてなし」とは失礼がないように、礼儀正しく、心のこもった扱い、手厚いことを言います。

簡単に言えば、お客に対する扱いが丁寧であるということになります。

「あの宿では、丁重なおもてなしをしていただきました」「あれだけ、丁重なおもてなしをするように言っておいたのに、失礼な振舞いをしたとはどういうことだ」「丁重なおもてなしに感謝いたいします」などと使います。

「丁重なお断り」【ていちょうなおことわり】

「丁重なお断り」とは、相手に対して期待に添えない時、断る時に失礼がないように、礼儀正しく断ることを言います。

はっきりと嫌だと言ってしまえば、相手に失礼ですし、傷つけることもあります。

ですからそのような無礼がないように断ることを「丁重なお断り」と言います。

例えば何かお願いされた時など「気持ちはありがたいが、私には無理なので丁重にお断りしておいてください」という風に言います。

「丁重に運ぶ」【ていちょうにはこぶ】

「丁重に運ぶ」とは、何かを注意深く、傷つけたりしないように大事に運ぶことを言います。

「この家具は特に、丁重に運ぶように、バイトの子に言っておいてください」「貴重な品ということで、二人がかりで丁重に運ぶことになった」「会場に美術作品を丁重に運ぶ」などと使います。



「丁重」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「丁重」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「丁重」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、使い方の参考にしてみてください。

  • 「丁重」を使った例文1
  • 「丁重」を使った例文2

「丁重」を使った例文1

「お忙しいところ、私のような者の為に丁重なお心遣い、感謝いたします」

自分が相手から、心のこもった扱いを受けた時にお礼の言葉として例文のような言い方をします。

「丁重」を使った例文2

「社長の大事なお客様だから、丁重におもてなしをして失礼がないように」

大事なお客様に、失礼がないように、丁寧な態度で接すること、心を込めることを「丁重におもてなしをする」と言います。

「丁重」の反対語

「丁重」の反対語

「丁重」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「粗略」【そりゃく】
  • 「いい加減」【いいかげん】

「粗略」【そりゃく】

「粗略」とは物事に対する扱いがいい加減であること、ぞんざいであることを言います。

「客を粗略に扱う店として悪い評判が広がる」「すべてにおいて、君は粗略だ、もっと丁寧にならなければ」などと使います。

「いい加減」【いいかげん】

「いい加減」とは複数の意味合いがありますが、無責任である、でたらめ、徹底していない、中途半端といった意味があります。

「彼の仕事はいい加減だから、信用できない」「いい加減なことをするな」「いい加減な応対をするから後でクレームになるのだ」などと使います。

「丁重」の類語や類義語・言い換え

「丁重」の類語や類義語・言い換え

言葉の意味が理解できましたところで、「丁重」の類語、似た言葉、言い換える言葉などもいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「手厚い」【てあつい】
  • 「慇懃」【いんぎん】
  • 「丁寧」【ていねい】
  • 「きめ細やか」【きめこまやか】
  • 「丹念」【たんねん】

「手厚い」【てあつい】

「手厚い」とは取り扱い、もてなし方が心がこもっていること、親切であり手落ちがないことを言います。

「手厚い看護を受けている」「客を手厚くもてなす」という風に使います。

「慇懃」【いんぎん】

「慇懃」とは礼儀正しく、丁寧であることを言います。

「慇懃に挨拶をする」「慇懃な態度で、やや緊張しているように見えた」などと使います。

「丁寧」【ていねい】

「丁寧」とは注意深く念入りである、礼儀正しい、心がこもっている、注意が行き届いているといった意味があります。

「丁寧な挨拶をする」「丁寧に道具を扱う」などと使います。

「きめ細やか」【きめこまやか】

「きめ細やか」とは気配りが細やかである、丁寧、綿密であることを言います。

「きめ細やかな対応ができるのは強みだ」「彼のきめ細やかな応対ならば、安心して大事なお客を任せることができる」などと使います。

「丹念」【たんねん】

「丹念」とは細かい点にまで心を配ることを言います。

また真心をこめていることでもあります。

「丹念な仕事ぶりに評判もかなりいい」などと使います。

「丁重」の英語と解釈

「丁重」の英語と解釈

「丁重」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“courteous”という単語を使います。

例文は“The reception staff is always courteous”(その受付係はいつも丁重である)、“a courteous reply”(丁重な返事)などと、なります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「丁重」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

それでは言葉の意味を正しく理解して使いこなしてください。