「初志貫徹」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「初志貫徹」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「初志貫徹」という言葉について詳しく紹介していきます。
目次
- 「初志貫徹」の意味
- 「初志貫徹」の表現の使い方
- 「初志貫徹」を使った例文と意味を解釈
- 「初志貫徹」の類語や類義語
「初志貫徹」の意味
「初志貫徹」というのは「最初に定めた志や目標を最後まで貫く」という意味です。
「初志」というのは「最初に定めた志や目標」という意味で、「貫徹」というのは「最後まで貫き通す」という意味です。
この2つを合わせて「初志貫徹」というのは「最初に決めたことを貫く」という意味になるのです。
お正月のときの書き初めでもよく選ばれる表現で、新年の抱負を最後まで貫き通す、という志を込めて使われます。
- 「初志貫徹」の読み方
「初志貫徹」の読み方
読み方は、「しょしかんてつ」になります。
日常的にも使える言い回しですので、ぜひ覚えておきましょう。
「初心貫徹」ではありません。
「初志貫徹」の表現の使い方
「初志貫徹」の表現の使い方を紹介します。
新年に「今年の抱負」などを考えたとき、その抱負を1年の終わりまで忘れないでいたいということで「初志貫徹」という表現を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。
仕事などでも途中で目標を下げないように、「初志貫徹」を志す人も多いといわれています。
「初志貫徹」を使った例文と意味を解釈
「初志貫徹」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「初志貫徹」を使った例文1
- 「初志貫徹」を使った例文2
「初志貫徹」を使った例文1
「この会社で働くからには、初志貫徹を忘れないでください」
就職したときには高い志を持っていても、実際の仕事に追われて忙しくなったり、ミスをして上司から叱られてしまったりすると、どうしても志が下がってしまうということがあるかもしれません。
だからこそ、就職したときの高い志をいつまでも忘れないでいたいものです。
仕事をするときには高い理想を持ち、スキルアップを目指していかなければいけません。
「初志貫徹」を使った例文2
「辛いこともありますが、初志貫徹を忘れないでいたいです」
人生は辛いことがたくさんあります。
家族が病気になったり、自然災害の被害を受けたり、ということもあるかもしれません。
しかしそのような時にくじけてしまうと辛くなってしまいますから、最初の気持ちを忘れず、「初志貫徹」と自分に言い聞かせている人もいるのではないでしょうか。
大変な時こそ最初の頃の気持ちを取り戻していきたいものです。
「初志貫徹」の類語や類義語
「初志貫徹」の類語や類義語を紹介します。
- 「貫き通す」【つらぬきとおす】
- 「やり抜く」【やりぬく】
「貫き通す」【つらぬきとおす】
「貫き通す」というのは「最初から態度や状態を変えることなく最後まで通す」という意味です。
これ以外にも物理的に「物の端から端まで突き抜く」という意味でも使われます。
「やり抜く」【やりぬく】
「やり抜く」というのは「完了する」「成し遂げる」という意味です。
「やり遂げる」とも言われます。
「初志貫徹」という表現は日常的にも使われます。
この気持ちを忘れないでいたいものです。