「山と言えば川」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「山と言えば川」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、語源や使い方などについて紹介します。
目次
- 「山と言えば川」の意味
- 「山と言えば川」の表現の使い方
- 「山と言えば川」を使った例文と意味を解釈
- 「山と言えば川」の類語や類義語
「山と言えば川」の意味
「山と言えば川」の意味は「つねに人の言葉に逆らうたとえのこと」です。
人と話していて、人が言ったことに常に反対意見を出したり、違う意見を出してくることを言います。
相手に対してライバル意識があったり、自分に注目して欲しいという気持ちから来ることが多く、性格的なことを表す言葉です。
- 「山と言えば川」の読み方
- 「山と言えば川」の語源
「山と言えば川」の読み方
「山と言えば川」の読み方は、「やまといえばかわ」になります。
「山と言えば川」の語源
「山と言えば川」の語源は、日本に古くからある合言葉(あいことば)の一種からきています。
合言葉とは、お互いの顔が見えない、或いは顔を知らない動詞でも仲間であることが分る様に、前もってキーワードを決めておき問答するというものです。
「山と言えば川」は、忍者が良く使った合言葉と言われ、他にも「谷」に対して「水」などがあります。
「山」と「川」には特に意味はなく、発音がし易く小さな声でも聞き取り易いことで使われているだけです。
「山と言えば川」の表現の使い方
「山と言えば川」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 悪い意味で使われる
文法的な使い方
「山と言えば川」は慣用句的表現ですので、文末に使う時には形容動詞として「山と言えば川だ・である」として使われます。
多くの場合は文中で人の性格を表す言葉として使われます。
悪い意味で使われる
「山と言えば川」は、常に人に対してネガティブな意見を述べる人という意味があります。
人に対して使う時には悪い意味であり、「性格が歪んでいる人」「協調性がない人」というイメージになります。
単に「個性的」という意味では使わないので注意しましょう。
「山と言えば川」を使った例文と意味を解釈
「山と言えば川」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「山と言えば川」を使った例文1
- 「山と言えば川」を使った例文2
「山と言えば川」を使った例文1
「部長は『山と言えば川』の人なので、会議が常に長引いて困る」
常に人の意見に反対する部長がいるお蔭で、いつも会議が長引いてしまい皆が迷惑していることを表しています。
「山と言えば川」を使った例文2
「彼は、頭はいいけれども『山と言えば川』なところがネックだ」
非常に優秀なのですが、常に人の意見に対して反対するので扱いづらいと思われていることを表します。
「山と言えば川」の類語や類義語
「山と言えば川」の類語や類義語を紹介します。
- 「天邪鬼」【あまのじゃく】
- 「ああ言えばこう言う」【ああいえばこういう】
「天邪鬼」【あまのじゃく】
「人の言うことやルールなどにわざと逆らって面白がる人」という意味です。
「ああ言えばこう言う」【ああいえばこういう】
「相手の言うことに素直に従わず、屁理屈をつけたり反対意見を述べて逆らうこと」という意味です。
「山と言えば川」は「つねに人の言葉に逆らうたとえのこと」という意味です。
ひねくれているなと思う人に対して使いましょう。