「隈なく」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
「隈なく」という表現を知っているでしょうか。
ここでは「隈なく」という意味について詳しく紹介していきます。
目次
- 「隈なく」の意味
- 「隈なく」の表現の使い方
- 「隈なく」を使った例文と意味を解釈
- 「隈なく」の類語や類義語
「隈なく」の意味
「隈なく」というのは「隅から隅まで余すところのない様」という意味です。
「ある範囲の全体に及んでいて余すところがない」という意味であり、行方不明者の捜索などでよく使われる言葉です。
「何もかも余すとこなくすべて」という意味であり、例えば「家中を隈なく探しました」などと使われます。
行方不明の子供等がいた場合、「警察や消防体が隈なく捜索しています」などと言われます。
- 「隈なく」の読み方
「隈なく」の読み方
「隈なく」の読み方は、「くまなく」になります。
ニュースなどでよく使われる表現ですので、ぜひ覚えておきましょう。
「隈なく」の表現の使い方
「隈なく」の表現の使い方を紹介します。
「隈なく」というのは「隅々まで行き届いて余すところがない」という意味です。
例えば、財布や通帳がなくなってしまったときに「隈なく」探すと表現できます。
もしも車の鍵がなくなってしまえば、鞄の中や戸棚の中など、家中を「隈なく」探すのではないでしょうか。
雑誌などを読むとき、隅から隅まで読んだのであれば「雑誌を隈なく読んだ」と表現できます。
「隈なく」を使った例文と意味を解釈
「隈なく」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「隈なく」を使った例文1
- 「隈なく」を使った例文2
「隈なく」を使った例文1
「小学生が行方不明になり、警察官が隈なく探しています」
もしも子供が行方不明になってしまったら、警察官や消防隊、そして自衛隊などが出動して子供を「隈なく」を探すことがあります。
事故で行方不明になってしまった子供もいれば、台風などの自然災害で行方不明になってしまった子供もいるため、警察官はヒントを頼りに「隈なく」探していかなければいけません。
あまりにも時間がかかってしまうとそれだけで生存にリスクが生じてしまうため、早く見つけられるように努力しているのです。
「隈なく」を使った例文2
「彼女は暇すぎて、待合室の雑誌を隈なく読みました」
病院などに行った時、待合室で数時間待った経験があるという人もいるのではないでしょうか。
総合病院や大学病院は待ち時間が長くなってしまうことでも知られています。
待合室で何時間も待たなければならず、置いてある雑誌は「隈なく」読むことの時間があったということもあるかもしれません。
また、誰かの付き添いで来ている時にも暇で「隈なく」雑誌や本を読むということがあるのではないでしょうか。
「隈なく」の類語や類義語
「隈なく」の類語や類義語を紹介します。
- 「所構わず」【ところかまわず】
- 「至る所」【いたるところ】
「所構わず」【ところかまわず】
「所構わずず」というのは「どんな場所でも構うことなく」「気にすることなくどこでも」という意味です。
「所構わずタバコを吸わないように」などと言われます。
「至る所」【いたるところ】
「至る所」というのは「行くところ全て」という意味です。
「至る所で桜が咲いていました」などと使われます。
「隈なく」という表現は日常的にも使われます。
ぜひ覚えておきましょう。