「お粗末」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
ビジネスや日常会話で「お粗末」という言葉が使われることがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「お粗末」の意味
- 「お粗末」の表現の使い方
- 「お粗末」を使った例文と意味を解釈
- 「お粗末」の類語や類義語
「お粗末」の意味
「お粗末」の意味は、「ものごとに対して『下等である』『低級である』という気持ちを込めた言葉」です。
ものごとに対する自分の主観を述べる時に、「つまらないもの」「レベルが低いもの」と見なす時の表現です。
- 「お粗末」の読み方
- 「お粗末」の語源
「お粗末」の読み方
「お粗末」の読み方は、「おそまつ」になります。
「おあらまつ」と読み間違わない様にしましょう。
「お粗末」の語源
「お粗末」の語源は、「悪松漫粗(おそんまんつ)」という言葉からきています。
「悪(お)=悪い、まずい」「松(そん)=しまりがない」「漫(まん)=とりとめがない」「粗(つ)=下等・低級である」という意味です。
「悪松漫粗」は「どうしようもない位低級なもの」という意味で使われていたのです。
「お粗末」の表現の使い方
「お粗末」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 4つの意味がある
文法的な使い方
「お粗末」は名詞で、文末に使う時には形容動詞として「お粗末だ・である」になります。
形容詞として使われる時には「お粗末な〇〇」になります。
一般的に最も良く使われるのは、「お粗末様でした」という表現で、相手に対して食事やサービス、芸事などを提供した時謙遜の意味で使われます。
4つの意味がある
「お粗末」が使われるのは、以下の4つのシーンです。
1つ目は、「謙遜の意味を込めた表現」で、相手に対して何かを提供した時に、へりくだる意味で「お粗末ですが」と使われます。
2つ目は、「自嘲の意味を込めた表現」で、自分がしたことや話した内容に対して「我ながらつまらない」と自分で突っ込みを入れる時に「お粗末だ」と使います。
3つ目は、「ひやかしの意味を込めた表現」で、相手の行為やサービスに対して「お粗末だ」と使います。
4つ目は、「批判の意味を込めた表現」で、災害やトラブルの対応などが悪い時に「お粗末だ」と使います。
「お粗末」を使った例文と意味を解釈
「お粗末」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「お粗末」を使った例文1
- 「お粗末」を使った例文2
「お粗末」を使った例文1
「お粗末なものですが、是非皆さんでお召し上がり下さい」
取引先やお世話になった人に、手土産を持って行った時に謙遜の意味で使う表現です。
「お粗末」を使った例文2
「値段の割に料理が非常にお粗末で呆れた」
高級レストランやホテルで楽しみにしていたディナーが月並みで美味しくない時の表現です。
「お粗末」の類語や類義語
「お粗末」の類語や類義語を紹介します。
- 「間抜け」【まぬけ】
- 「安っぽい」【やすっぽい】
「間抜け」【まぬけ】
「愚かなこと」「見当はずれなこと」という意味で、人を罵る時にも使われます。
「安っぽい」【やすっぽい】
「粗悪なものであるのが見て分ること」「下品なこと」「価値がないこと」という意味です。
「お粗末」は「ものごとに対して『下等である』『低級である』という気持ちを込めた言葉」という意味です。
ビジネスでも使われる言葉ですので、シーン別の使い方を覚えておきましょう。