「ダダ滑り」の意味とは!類語や例文など詳しく解釈
友達同士で会話をしていて「ダダ滑り」という言葉を使うことがあります。
一体どの様な意味なのか、類語や例文なども併せて紹介します。
目次
- 「ダダ滑り」の意味
- 「ダダ滑り」の表現の使い方
- 「ダダ滑り」を使った例文と意味を解釈
- 「ダダ滑り」の類語や類義語
「ダダ滑り」の意味
「ダダ滑り」の意味は、「激しく白けること」です。
自分が何かの冗談やダジャレを言った時に、相手が全く理解できなかったり、内容が全く面白くないと思われて呆れられてしまうことを言います。
無視されてそのまま話題が進んで行けばまだマシですが、その一言により周囲の空気が一転してしまい、盛り上がりがなくなってしまったり、会話が続かなくなってしまう時の表現です。
- 「ダダ滑り」の読み方
- 「ダダ滑り」の語源
「ダダ滑り」の読み方
「ダダ滑り」の読み方は、「だだすべり」になります。
ネットでは「ダダすべり」と平仮名表記することもあります。
「ダダ滑り」の語源
「ダダ滑り」の「だだ」の語源は、飛騨の方言からきていると言われています。
飛騨地方には「だだくさ」とい言葉があり、意味は「雑然として整理整頓されていない様子」です。
この「だだ」は「だだっ広い」「だらだら」という意味で、ここから「だだ下がり」「だだ漏れ」という言葉に使われる様になりました。
更に「だだ」には「著しく」「酷く」という意味が加わり、派生語も作られたのです。
「滑り」は動詞「滑る」の連用形で、「摩擦が少なくスムーズに移動する」という意味の他に、俗語として「ギャグやコメントがつまらないくて座が白ける」という意味で使われます。
これらの言葉が組み合わさり「ひどくつまらないことを言い座が白ける」という意味で使われる様になりました。
「ダダ滑り」の表現の使い方
「ダダ滑り」の表現の使い方を紹介します。
- 文法的な使い方
- 自虐ネタとしても使える
文法的な使い方
「ダダ滑り」は名詞ですので、文末に使う時には動詞を伴って「ダダ滑りする・した」となったり、形容動詞として「ダダ滑りだ・である」と使われます。
自虐ネタとしても使える
「ダダ滑り」は、基本的に周囲の人から見て「つまらないことを言って皆を白けさせた人」に対して使われます。
但し、自虐ネタとして自分のギャグやコメントが受けなかった時にも使えます。
「ダダ滑り」を使った例文と意味を解釈
「ダダ滑り」を使った例文とその意味を解釈していきます。
- 「ダダ滑り」を使った例文1
- 「ダダ滑り」を使った例文2
「ダダ滑り」を使った例文1
「部長が飲み会で親父ギャクを連発してダダ滑りしていた」
部長が飲み会で場を盛り上げようとしていたのですが、親父ギャグばかりで皆が白けてしまったことを表しています。
「ダダ滑り」を使った例文2
「初デートで彼女の気を引こうとダジャレを言ったが、下ネタでダダ滑りしてしまった」
初デートで何とか彼女に気に入って貰おうとダジャレを言ったのですが、下ネタが出てしまい彼女が絶句してしまったことを表しています。
「ダダ滑り」の類語や類義語
「ダダ滑り」の類語や類義語を紹介します。
- 「ドン引き」【どんびき】
- 「テンションが下がる」【てんしょんがさがる】
「ドン引き」【どんびき】
「ドン」は強調の意味の接頭語で、「その場の全員が急に白けること」という意味です。
「テンションが下がる」【てんしょんがさがる】
「高揚していた気持ちが何かにより急激に低くなってしまうこと」という意味です。
「ダダ滑り」は「激しく白けること」という意味です。
誰かのギャグで雰囲気が白けてしまった時に使いましょう。